ハワイ産の原材料を使った食品、衣服、雑貨、そして農産物など、魅力的なハワイ産の商品が近年ますます増えています。正真正銘の「メイドインハワイ」とは? メイドインハワイを購入することは、ハワイの社会とどのようにつながっていくのでしょうか?
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なぜ「メイドインハワイ」なの?
今やハワイでは至る所で「メイドインハワイ」を目にするようになりました。そもそもなぜハワイ産であることが大切なのでしょうか?
ハワイ州農務局のユカシ・スミスさんによると、メイドインハワイの重要性は大きく分けて2点あるということです。「一つは消費者の立場から、地元の生産者をサポートすることで地域経済に協力できるという点です。もう一つは生産者の立場から、地元の人々に新鮮でその土地ならではの産物を提供することで地域に暮らす人々の健康に貢献することができます」。食料でいえば、ハワイ諸島は多くを米本土から輸送しています。そんな中で、ハワイ州が持続可能な社会の実現に向けて掲げている目標の一つが、「食料自給率を2030年までに2倍にする」こと。スミスさんは、「生産者と消費者の双方が日々〝メイドインハワイ〟の売り上げに協力することで目標に到達することができます」と言います。
こうしたウィンウィンのサイクルは食料に限りません。ハワイではさまざまなアーティストや家族経営などの小さな会社が、ハワイの原料を使い商品や作品を作っています。それらを買うことで、販売する人や会社が潤い、雇用が生まれ、地域経済が保たれ発展していきます。また、輸送コストが低く手頃な価格であることや、輸送による環境汚染を抑えた産物であることなど、地元産を選ぶことは消費者の満足度にもつながります。
「メイドインハワイ」の見分け方
ハワイ州農務局を中心として、本物の「ハワイ産」であることを認証するプログラムが設けられています。スミスさんに伺うと、「Hawaii Seals of Quality とMade in Hawaii with Alohaの商品は、パッケージのロゴやステッカー、あるいはファーマーズマーケットではロゴ付きテーブルクロスを使っているベンダーもいます」。本物のハワイ産を安心して手に取る目安としてみてくださいね。
メイドインハワイ・ウィズ・アロハ
(Made in Hawaii with Aloha)
本物のハワイブランド製品とその価値を保護するために、ハワイ州農務局が管理し、産業経済開発観光局とハワイ商工会議所が推進するプログラム。ハワイ州内で生産、製造されることにより発生した卸値が51%以上でなくてはならないなどの条件をクリアした企業が承認されます。2021年10月時点での認証企業は103社。
ハワイ・シールズ・オブ・クオリティー
(Hawaii Seals of Quality)
高品質のハワイブランドを推進するための制度。承認条件は、原産地がハワイであること、生鮮農作物は100%ハワイ育ちであること、加工農産物は原材料の51%以上がハワイ産であること、ハワイ州と貿易協会の定めた輸出基準に達した品質であることで、ハワイ州農務局の審査を通過した食品にこのシールが貼られます。
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No‘eau Designers
info
Noʻeau Designers(ノエアウ・デザイナーズ)
場所 アラモアナセンター3階
マカイエヴァウィング
営業時間 月~木曜11:00am~7:00pm、金・土曜10:00am~8:00pm、日曜11:00am~6:00pm
定休日 なし https://noeaudesigners.com/
アラモアナセンターとカポレイのカマカナアリイに店舗を構える『Noʻeau Designers』。ハワイ語で「Noʻeau」は「芸術的・才能ある」を意味するように、個性あふれる才能によってハワイで作られた作品が置かれています。そのミッションは、ハワイのデザイナーらをサポートすること。セレクションは幅広く、ジュエリーやアクセサリー、アパレル各種、生活雑貨、文具、アート、そして贈り物にもぴったりのベビー用品も数多くそろいます。
「小規模でコツコツと作品を手作りしているアーティストも多く、そんな彼らの作品を展示し販売することで、少しでも多くの人に知っていただきたいのです」とマネージャーのカヴェヒさん。応援するローカルビジネスの数は100を超え、消費者にとってはオンリーワンのメイドインハワイとの出会いの場となり、お祝いやお土産に人気といいます。一つ一つが抜群のセンスを持っているので、アート鑑賞を楽しむように本物のハワイに触れることができますよ!
House of Mana Up
info
House of Mana Up(ハウス・オブ・マナアップ)
場所 ロイヤル・ハワイアン・センターA館1階
TEL 808-425-4028
営業時間 11:00am~9:00pm
定休日 なし
「私たちの使命は、ハワイの人々の経済の安定と発展、そして雇用を増やすことです」と話してくれたのは、ロイヤル・ハワイアン・センターにある『House of Mana Up』の共同創業者、メリさんとブリッタニーさん。高い生活費を強いられている地元の人を支えることを目的に、ハワイの起業家やアーティストを支援するプログラムを行う組織『Mana Up』が、その一環としてメイドインハワイ商品を置いているのがこのセレクトショップなのです。
店内には、ハワイの食材や材料を使用して作られた製品が色とりどりに並んでいます。オアフ島だけでなく、ハワイ島やマウイ島、カウアイ島のファミリービジネスが手作りするクッキーやチョコレート、バターやスパイスなどの食品、ローカルデザイナーやアーティストによるアパレル、インテリア、コスメ、雑貨など、ハワイの文化がギュッと詰まっています。同時にオンラインでの販売促進にも努めて、地元の企業をサポートするショップです。
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アロハホームマーケット
https://alohahomemarket.com @alohahomemarket
ハワイの家具職人からジュエリーデザイナー、アパレルデザイナー、フードベンダーまでが集まるポップアップマーケット。小さな企業やデザイナーをサポートするプラットフォームであると同時に、訪れる人がユニークな掘り出し物を見つけたり、ライブ音楽を楽しんだりできるコミュニティーの場にもなっています。10月からはワイキキで毎週開催!
<アラモアナ>
日時 11月6日(日)、12月3日(土)9:00am~2:00pm
場所 アラモアナセンター2階メイシーズとアラモアナホテル間の駐車場
<カイルア>
日時 11月20日(日)、12月4日(日)、11日(日)、18日(日)9:00am~2:00pm
場所 340 Uluniu St., Kailua
<ワイキキ> NEW!
日時 毎週木曜日3:00pm~9:00pm
場所 シェラトンプリンセスカイウラニホテルのプールテラス
マラマハワイメーカーズマーケット
https://www.malamahawaiimarket.com/
@malamahawaiimarket
ハワイの小規模な地元企業をマラマを目的としたポップアップマーケット。デザイナーやアーティスト、企業のメイドインハワイを広め、消費者との出会い、地元のメーカー同士とのネットワークを築くための集いとなる場を提供しています。
<ハワイカイマーケット>
日時 11月5日(土)、12月3日(土)10:00am~3:00pm
場所 Koko Head Elementary School
<ワイキキマーケット>
日時 11月12日(土)、12月10日(土)10:00am~3:00pm
場所 Waikiki Elementary School
<ハレイワマーケット>
日時 11月19日(土)、12月17日(土)10:00am~3:00pm
場所 Waialua Community Association
メイドインハワイ・フェスティバル2022
@madeinhi
今年で第27回となるメイドインハワイ・フェスティバルは、300店以上が集結し、食品、本、ファッション、手作り工芸品、ジュエリーなどを販売します。さらに、ナ・ホク・ハノハノ・アワード受賞のエンターテイナーら、ジェリー・サントスとカムエラ・キモケオ、カウィカ・カヒアポらの生演奏もあり、楽しみながらハワイ産製品のショッピングを楽しめます。オンラインでの購入も可能です。
日時 11月11日(金)~13日(日)
9:00am~6:00pm(初日のみ10:00am~)
場所 アラモアナセンター4階マウカエヴァ駐車場
チケット 大人 2時間制限$13、1日券$35、
大人同伴の6歳以下は無料
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ハワイ州観光局の公式ポータルサイト『allhawaii』では、映像でハワイのさまざまな魅力を紹介しています。昨年開催されたメイドインハワイ・フェスティバルの様子が分かる動画も公開していますのでぜひご覧ください。
※このページは「ライトハウスハワイ 2022年11月号」掲載の情報に基づいて作成しています。最新の情報と異なる場合があります。