CATEGORY

人気コラム

  • 2019.7.9

第23回【ワイリー・ストリート】ハワイ王国外務大臣 日本との関係も

    ロバート・C・ワイリーはスコットランド生まれ。ハワイ王国の外務大臣を務めた人です。  ホノルルのダウンタウンから日本国総領事館やマウナアラの王家の墓地の前を通り、山に向かって真っすぐ伸びるヌウアヌ通りがパリ・ハイウエイに接する交差点から、エヴァ(西)方向に向かう道が、ワイリー通り。マエマエ小学校がある道です。このワイリー通りがパリ・ハイウエイに接する東側、ヌウアヌ川沿いに彼の家があったことが知られています。  この通りの名になったワイリーはグラスゴー大学を卒業した医師で、船医になり南米やインドにも住み、1844年にカメハメハ3世の治めるハワイに来島。3世の良き助言者 […]

  • 2019.7.9

第22回【タンタラス・ドライブ】ハワイ王国と英国の絆

      英国のヴィクトリア女王の名を冠したのか、それともカメハメハ5世と4世の妹ヴィクトリア・カマーマル王女から名付けられたのか?  ヴィクトリア通りはサウス・キング通りのNBCホール横から山に向かい、トーマス・スクエアとホノルル美術館の東側を通る短い道です。しかしH1フリーウェイの山側にも同じ名の通りがありますので、高速道路が造られる以前はパンチボウルの丘に向かって、もう少し先まで延びていたのでしょう。  名の由来はさておき、この道はどうやら1850年頃には既にヴィクトリア・ストリートと呼ばれていたようです。19世紀半ばのハワイ王国はカメハメハ大王の息子、カ […]

  • 2019.7.10

デック

    ハワイのモノの質の向上には目まぐるしいものがある。アイランドスリッパ、シグ・ゼーン、マナオラ 、ファイティングイール、ビッグアイランド・キャンディーズ、ハワイアンホーストなどフォワードルッキングな製品やコンテンポラリーあるいは時代を反映したスタイルを展開する多くのローカルブランドが次々と名をあげている。ひと昔前までは、旅行者のカップルが飛びつく派手なハイビスカス柄のアロハシャツ(結局ローカルはそんなものを着ないのだとすぐに気づいてしまうのだが)のように、メイド・イン・ハワイのものはやたら安っぽいものばかりに思えたのを憶えている。茶色の紙で包み、ラフィアをリボン替わり […]

  • 2019.6.27

アロハ・ステーキ・ハウス

    僕の両親は投資の下手な人たちだった。8トラックカートリッジテープやベータマックステープレコーダー、さらにはヒロの辺鄙な場所に土地を買うなど、まったく賢くない運用ばかりしていた。最近、今は亡き継父が僕に残してくれたそのヒロの土地を買いたいという人が出てきたのだが、オファーはわずか数千ドルにも満たなかった。資産家が亡くなると相続をめぐって大もめになることが多い。家族が崩壊してしまったという話もよく聞く。だから僕はそれを羨ましいとは思わない。   財産のない家に生まれ育ったおかげで、僕は勉強に励み、一生懸命働く大人になった。少なくとも自分的には、おおかた自力でこ […]

  • 2019.6.27

ワイキキティー

    ウエストラインが1インチ増えるごとに、僕はデブネタのジョークを笑えなくなってきている。笑うどころかむしろそれを恐れるようになっている。もしもグランドキャニオンに落っこちたとしたら、途中で挟まって動けなくなってしまうかもしれない。でも仕方がないのだ。なぜかと言うと、ただ単に僕は根っからの食べもの好きなのだから。アーティスティックなプレゼンテーション、うっとりさせられるフレーバーコンビネーション、意表を突いたテクスチャー、珍しい食材。一体全体誰がそれを拒むことができるのだろう?人は巨大な渓谷の狭間を見るために何千マイルも旅するかもしれないが、僕はむしろお腹の中の狭間を埋 […]

  • 2019.5.22

イタリアからのシェフ就任で 人気メニューがブラッシュアップ

    緑に囲まれたロイヤル・ハワイアン・センターの中庭を臨み、風が通り抜けるテラス席が心地良い『イル・ルピーノ・トラットリア&ワインバー』。ウルフギャング・ステーキハウスのオーナーであるウルフギャング・ ズウィナー氏が手掛ける本格イタリアントラットリアだ。この春、本場イタリアからエグゼクティブ・シェフとして、マリノ・ロサト氏が就任した。   ローマやニューヨークで腕を磨いてきた実力派として、これまでの人気メニューをブラッシュアップ。「素材の味を生かすことが、僕の料理で一番大切なこと」という概念から、肉や魚の本来の旨味を存分に味わうための調理法に、オリジナルソース […]

  • 2019.7.9

第21回【ウルマイカ・ストリート 】ネイティヴハワイアンの遊び

    ウルマイカ通りはカハラの閑静な住宅街に在ります。カハラモールの西側を海に向かって延びるフナカイ・ストリートに面し、ワイアラエ・カントリークラブの東側から始まるファーマーズ・ロードの突き当たりにある小さな緑地「フナカイ・パーク」を囲む小道です。 この道の名になっている「ウル・マイカ」は、ネイティヴハワイアンの人達が昔から盛んに行っていた競技の一つです。丸く削り出した太めの円盤状の石を正確に遠くまで転がす競技で、石を転がすさまはボーリングに例えれば分かり易いかもしれません。 円盤の直径は5~10cm程度の手の平に乗る大きさ。溶岩や砂岩、珊瑚の石などが使われていて、形はア […]

  • 2019.5.16

凜花

  僕はときどき、本土や海外の大学に留学していたらどんなだっただろうと思いを巡らすことがある。もしもアイダホとかネブラスカのようなアジアとあまり繋がりのない土地に行っていたら、かなりホームシックにかかっていただろうと思う。米は手に入りにくく、肉とポテトあるいはコーンが主食の生活に嫌気が差すだけでなく、カルチャーショックですっかりダメになってしまっていただろう。   僕は白人の血を引くアメリカ人だ。しかし、白人よりもアジア人としての認識の方が高い。その証拠に、僕たち夫婦は本土を旅行しているとき、少なくとも1日1回は和食を食べる。毎日和食だったとしても僕は平気だ。平気どころか喜 […]

  • 2019.5.3

マウイブリューイングカンパニー

    日本人であることには、何かとストレスがつきまとう。平均的日本人は、日本に行く前に必ず家族や知り合いにあげるお土産を買い揃える。そして日本に行ったら行ったで、今度はハワイの家族や知り合いのためのお土産を買わなければならない。僕みたいに年に4・5回行く者にとって、それはまるで助けてくれるエルフのいないアジア人サンタクロースみたいだ。幸いにも僕の場合、仕事柄日本人に会うことが多く、また日本から帰ってくるロコの知り合いも結構いるから、あげるだけでなく、もらうこともよくもある。だからうちの台所の戸棚は、クッキーやらラスク、えびせんなどで常に溢れている。 最近は、レストランでも […]

  • 2019.4.26

第20回【タンタラス・ドライブ】公園の名はプウ・ウアラカア

    高層ビルの向うに広がる群青色の海と白い波、背後の緑の山々の色も春分を過ぎた太陽の下でより鮮やかに見えます。朝日があたるダイアモンドヘッドから、空港の沖合にせり出した滑走路の先に沈む夕日まで、オアフ島の南側を鳥瞰できるタンタラスの丘。この公園の入口から更に山の奥に上ったところから始まり延々と続く道がタンタラス・ドライブ。道の途中には稜線の両側が深く切れ、車が交差するのもやっとの細い場所もあります。 水平線まで見渡せる丘の上の公園の名はタンタラスではなく「プウ・ウアラカア州立公園」。ハワイ語の公園のを直訳すると「転がるスイートポテトの丘」。 タンタラスの山頂付近にはパン […]

  • 2019.4.26

第19回【スクール・ストリート】ロイヤルスクールへの道

      Sから始まる道の名を探してみると英語或いは人の名に基づくものがほとんどで、ハワイ語の道は見つからない。もともとハワイ語にはSの音が無いのです。 スクール ストリートはホノルルのダウンタウン、H1フリーウエイの山側、クイーンエマ通りとの角から北西にまっすぐカリヒ地区まで延びていて、この道と交差するカパーラマ通りにビショップ博物館が在ります。博物館は、1887年(明治20年)に開校したカメハメハ スクールの元の敷地内に建てられたので、カメハメハ校への道としてスクール通りと名付けられたのかと想像したのですが、どうやら答は「否」。 正解は、カメハメハ3世が王家 […]

  • 2019.4.26

第18回【リチャーズ・ストリート】ハワイ語の聖書を完成させた米国人

    ハワイ州庁舎とイオラニ宮殿の西側に沿って、ベレタニア通りからホノルル港に向かう一方通行の道がリチャーズ通り。カメハメハ3世により1850年に名付けられた、ハワイ王国の歴史の香りがする道です。アラモアナ ブルバードに接するところで終わりますが、19世紀にはクイーン通りまで海岸が迫っていました。 この道路に名を残すウイリアム リチャーズはマサチューセッツ生まれの牧師で、カメハメハ2世の時代、1823年に第2次宣教師団の一員として来島。マウイ島ラハイナを拠点としてキリスト教の布教と、自らも教鞭を執り教育に努めた人でした。教会を建て、ラハイナルナ校を設立し、ハワイアンの人々 […]

  • 2019.4.26

第17【クイーン・エマ・ストリート】カメハメハ4世の妃 エマ

      ハワイ州で一番背の高いビル、ファースト ハワイアン バンク本店の屋上に立てられたクリスマスを祝う大きな星の電飾も、1月になりそろそろ仕舞われる時期になりました。銀行のダイアモンドヘッド側に沿ってホノルル港から山に向かって伸びる一方通行の道、アラケア通りは、ベレタニア通りとの角、セント アンドリュース カテドラル教会の前から、クイーン エマ通りと名前を変えてH1フリーウエイの先まで続いています。 この通りに名を残すエマは、カメハメハ大王が8島を統一して王国を創り上げた時、腹心の部下の1人として行動を共にした英国ランカシャー生まれの船員、ジョン ヤングの孫 […]

  • 2019.4.26

ソウル豆腐ハウス

    僕は、アジア人の中で美の要素を一番持っているのは韓国の人たちだと思う。美容整形にはまり込んでいる人が多いのは確かだが、概して顔色がすごく綺麗だ。女性もそして男性も(少なくとも、美女かと思わんばかりの美貌を持つK-POPの男の子たちは)びっくりするほどゴージャスだ。ただ僕が理解に苦しむのは、なぜ多くのアジア女性たちはあれほどまでに美少年たちに狂ってしまうのか、ということ。僕もあんな風に女性的な美を放つようになったら、追いかけ回されるのだろうか。そんなことに思いを巡らせていたら、韓国の人たちをあんなに華麗に見せている要因は一体全体何なのか、やたら気になり出した。 そこで […]

  • 2019.4.26

ラブ&ライムズ

  40歳を優に超えた今日この頃、僕は加齢に伴う痛みをあちこちに感じている。ちょっと寝違えをしただけで体のどこかが痛くなったりする。人は、さすがフードライターだけあって随分太ったね、なんて言いながら、まるで僕がラッキーブッダの仏像であるかのようにぽっこりお腹をさする。写真を撮るときは、息を思いっきり胸いっぱいに吸い込まない限り突き出た下腹が引っ込まない。そして肌はと言えば、あちこちに出現するシミで、草間彌生さんの世界観がゆっくりゆっくり広がっている。 年をとるのは本当に嫌だ。だから、急速に進む老化現象をなんとかスローダウンさせるべく、僕は最近食べるものにより注意を払うようにしている。 […]

  • 2019.4.26

キング・レストラン&バー

先日、ある新レストランでランチをしていたとき、行儀の悪い子供を連れた家族客のせいで嫌な思いをさせられた。子供たちは駄々を捏ねるとき、あんな小さな体からどうして出てくるのだろうと思うほど大きな金切り声を上げる。かわいいけれども一瞬にしてモンスターに早変わりする子供たちの面倒を、長い夏休みの間、四六時中見なければならない世の親や祖父母の人たちのことを想像し、僕ならきっと気が狂うだろうなと思った。僕には子供がいない。いてもいいかなと真剣に考えるときもあるのだが、癇癪を起こして手に負えない子供を目にするたびに、やっぱり辞めておこうと思う。友だちの子供たちといても、たとえほんの2・3時間でもすっかりくた […]

  • 2019.4.26

ファーム・トゥ・フォーク・マノア

エクササイズで何がつらいかというと、上向きの体操が多いことだ。腹筋、懸垂、腕立て伏せ… どれも重力に逆らうものばかり。それよりも僕は、下向きの動作が好きだ。座る、横になる、物を置く、食べものをお腹の中におさめるなど、ずっと簡単だ。 それに下向きは、万有引力という自然界の法則に従っているからはるかにナチュラルだ。僕はルールを守るまじめなタイプ。だから、脂肪分とカロリーの摂取量を抑え、合成保存料とかを含まないヘルシーなものを食べるようにすれば、もしかしたら下向きテーマを維持しながら、多少なりともより健康的な方向に進路調整できるのではないかと思っている。 2・3ヶ月前に開店した「ファーム・トゥ・フォ […]

  • 2019.4.26

パリ・ハワイ

僕は、英語は横柄さに基づいた言語だと思う。日本人は自分たちの国のことを“ニホンあるいはニッポン”と呼ぶが、英語では、その昔マルコポーロが“ジパング”と称したことから“ジャパン”となっている。また、中国人たちは祖国を“チョンクオ”と呼ぶが、英語では“チャイナ”だ。これはまるで、例えば僕が紹介された“ミツコ”という女性を、名前がうまく発音できないばかりに“メアリー”と呼ぶようなものだ。そんなことを言い出したらキリがないのだが、oughを含む単語も難儀だ。cough、rough、though、through、thought。どうしてみんなこんなにも発音がバラバラなのだろう。フランス語も厄介な言葉だ。 […]

  • 2019.4.26

ザ・リップル・オブ・スマイルズ

音楽、特にウクレレを弾くことには薬用効果がある、と多くのブログで唱えられている。心和むその音色なのか、それともポジティブな音波なのかは知らないが、とにかくヒーリングに繋がるということは僕も信じる。モーツアルトやヴィヴァルディなどのクラシック音楽が植物を成長させる、いやさせないという議論が白熱するこの世の中、何だってあり得るだろう。エネルギーというものは、ポジティブであろうとネガティブであろうと感染するものだ。疑問に思うなら、政治家に対する不満を言って見ては?きっとみんな寄ってたかって、それぞれネガティブな意見を付け足すだろうから。 しかしそれよりも僕には、素晴らしい料理を見つけては面白おかしく […]

  • 2019.4.25

ハムジパク

ウキウキ気分で過ごしたホリデーシーズンの余韻まだ冷めやらぬのに、目の前にはタックスシーズン再来という厳しい現実が。断腸の思いで税金を納めたのは、ついこの間のことだったのでは?今年もまたそれを繰り返さなければならないのだろうか。僕には物事を単純化してしまうところがあるということは認める。しかし、納税申告書はあまりにも複雑すぎるのではないだろうか。まるで数学のテストみたいだ。誤答を出せば多額を払わなければならないし、まったく解答しなければ刑務所送りになりかねない。だから、このテストがパスできる少数の人たち、すなわち公認会計士を多額を払って雇うしかない。そして彼らは、出来上がった申告書を手渡し、間違 […]

  • 2019.4.26

カフェ・アジア

僕たちアジア人は、正月に関してどうしてこうも迷信深いのだろう?初詣に行ってお守りを買い、不老長寿・幸福を招ぶとされる縁起の良いものを食べ、お正月が過ぎれば元の鞘に収まってしまうとわかっていながらも、とりあえず家中の大掃除をする。僕はときどき、おせち料理を作ったり、探したりするのが面倒になり、何かほかのもので代替することがある。長生きのためには健康を促進する果物や野菜のスムージーがいいし、幸せにはジューシーなリブアイとロブスターが十分にその役割を果たしてくれる。そして若々しい美肌にはコラーゲン鍋なんかがもってこいだ。考えてみれば、鍋料理の材料は正月に相応しいものばかりではないか。ということは、お […]

  • 2018.12.28

第16回【パールハーバー ブルバード】真珠湾海軍基地内の主要道路

H1フリーウエイを西へ。ダニエル K. イノウエ国際空港の次の出口が、真珠湾海軍基地とヒッカム空軍基地への入口につながっています。現在はパールハーバー・ヒッカム ジョイント ベースとして海空軍の共同管理基地になっていますが、その海軍基地の中に在り、航空母艦やイージス艦、リムパック環太平洋合同演習などに参加する各国の艦船が停泊する埠頭に沿って伸びる直線の道が、パールハーバー  ブルバードです。 さて、アメリカ合衆国は真珠湾をいつ頃から使い始めたのでしょうか。話は、歴史は1887(明治20年)にまで遡ります。 ハワイ王国は19世紀半ばまで太平洋捕鯨の中継補給基地として栄えていましたが、ペンシルバニ […]

  • 2018.12.28

第15回【オーシャンビュードライブ】ダイアモンドヘッドの裏にもう1つ火口が

大海が鮮やかに見える道。その名のとおり、この道沿いの家からはオアフ島南東側の海がパノラマ画像のように見え、現在のようにコオラウ山脈の斜面に高級住宅地が続々と造成される以前、カイムキの丘の東斜面は、空気の澄んだ日にはラナイ島やマウイまでも見渡せる1等地だったのでしょう。オーシャン ビュー ドライブは、カピオラニ コミュニティー カレッジの裏手から、H1フリーウエイのココヘッド出口近くのパホア通りまで続く細い道です。 ダイアモンドヘッドからコオラウ山脈の稜線に向って、カイムキの丘が亀の甲羅のように続いています。ダイアモンドヘッドから北に向かって幾つか続く火口の1つから流れ出た溶岩でつくられた丘で、 […]

  • 2019.4.26

ノエ

ホリデーシーズン中の人々の金銭感覚が僕にはどうも理解できない。一年に一回感謝を表し、プレゼントを贈り、(2・3ヶ月もすれば忘れてしまうのではあるが)一応なんらかの決意をする季節だ。今年一年なんとか無事に切り抜けられたという大義名分のもとに、多額をプレゼントに使い、高級ワインやシャンペンの栓を抜く。さらには、まるで来年はお金を持っていることが流行らなくなるかのように、贅沢三昧の食事に出かけたりする。とはいえ、この時期は確かに外食にベストだ。ありとあらゆるグルメ食材が巷に出回る。たまたま旬だからなのだが、消費者の財布の紐が緩むからというのもその理由だ。 フォーシーズンズ リゾート オアフ アット […]

  • 2018.12.28

焼鳥 あんどう

今年は、大きな変化の一年だった。その多くが不幸な変化だったのは残念だ。職種替えや転職をした人をたくさん知っている。多数が自らの選択ではなかった。また、何人もの親しい友人が突然亡くなった。料理界では、アンソニー・ボーデイン、ジョナサン・ゴールド、ジョエル・ロブションら名シェフが亡き人となった。そしてここハワイはと言うと、ル・ビストロ、サニーサイド、モカジャバ、ワイラナコーヒーハウス、ザ・ダムコック、グロンディン・フレンチ・ラテン・ビストロ、ヤウアチャ、幸の鳥、サンジェルマン&ディーライトベーカリーが閉業した。新レストランも登場したことはしたのだが、結局期待外れが多かった。 しかし、“グラスは半分 […]

  • 2018.12.18

日常の失敗談も“笑い”に変え、新しい年を迎えましょう!

  いよいよ平成最後のクリスマス、そしてお正月を迎えます。今年は災害が多い年でした。日本では多くの台風が通過し、北海道では大きな地震が発生しました。ハワイでは2つもハリケーンが接近しました。 個人的には、5月の中旬に右のひざのおさらを骨折し、胸も強打。現在は、指定の1年間のリハビリを自宅で行いながら、仕事もしています。仕事がなかなか思う通りにできず、悔しい思いもしていますが、ゆっくりでも前向きに考え、前進していくしかないと思っている毎日です。 かなりのストレスがあった年ですが、今回は「ストレス解消には日常よく笑う」というテーマで書いてみました。 笑いがストレスを解消し、病気を遠ざけることは、さ […]

  • 2018.12.3

「便利さ」は本当に“便利”なのか?

前号でもお話しましたが、確かにスマホなどの端末はとても便利な道具ですね。私が若い頃は、待ち合わせをして遅れても連絡するすべがありませんでしたが、今ではテキストや絵文字だけで本人に直接、簡単に遅れる旨を伝えることができます。自宅の固定電話に電話をかけないといけない時代でしたから、友達に電話をかけるときでも、ご両親が電話に出たらまずなんて言おうとドキドキしながら電話をかけたものです。  写真を撮るにも大きなカメラを持ち歩き、現像するまで時間もかかるし、どんな写真が撮れているかも分かりませんでした。手紙も書いては消し、書いては消し…を繰り返しやっと送ることのできた手紙。相手に届くまでも、そして相手か […]

  • 2018.11.28

章(Akira)和食レストラン

  僕は映画マニアだ。Tsutayaに負けないくらい膨大な数のDVDを持っている。中には海外のものもあるが、大半はアメリカ映画だ。当然ながら、僕は食べ物をテーマにした映画に特に興味がある。ただ困るのは、そういう映画を映画館で見ると、ストーリー中に出てくる食べ物が今すぐにでも食べたくなってしまうことだ。「UDON」を見て、玉子を落とした熱々のうどんが無性にすすりたくなったのを憶えている。アメリカのドキュメンタリー映画「二郎は鮨の夢を見る」は、僕にも鮨を夢見させた。そして、何がなんでも銀座の「すきやばし次郎」に行きたくなった。しかし、2年待ちと知って絶望的な気分に。結局、先日惜しくも亡く […]

  • 2018.11.28

マック24/7

  アメリカ人の食事は、だいたい炭水化物とタンパク質、そして彩りとして、または(罪悪感を減らすために)お愛想として添えられたほんの少量の野菜で構成されているのが普通だ。典型的なアメリカンブレックファーストと言えば、ベーコン、ソーセージ、卵、パンケーキ、ペストリー。植物由来の材料は、せいぜいデニッシュに入った甘いアプリコットジャムくらいだろう。 そしてディナーはと言うと、スパゲティミートボール、ミートローフとマッシュポテト、マカロニ&チーズ、ハンバーガー、ホットドッグ、チリドッグ、フライドチキンとビスケット、そしておおまか白と茶色のもの尽くめだ。ケチャップとレリッシュだけがかろうじて野 […]

  • 2018.11.28

ラングーン・バーミーズ・キッチン

  富と遺産は、呪われた宝になりかねない。お金持ちの親が亡くなった後の財産相続で、親の世話をしたわけでもなかった者がより多くの取り分を主張したがために兄弟姉妹間で裁判沙汰になるほど大揉めになったというのは、かなり頻繁に耳にする話だ。そんなことを聞くたびに僕は本当に悲しい気持ちになる。それなりの生命保険をかけておけば、おそらく生前よりも死後の方が価値が高いだろう僕のような貧乏人の場合、喧嘩する原因がないからそれはある意味幸いなことかもしれない。いくら頑張ってもなかなか資産が殖やせず、おまけに親もお金の使い方のヘタな人たちだったこともあって(8トラックカートリッジテープ、ベータマックステ […]