地球の鼓動を感じる、火と水の島「ハワイ島(ビッグ・アイランド)」

ハワイ島

 

ハワイ島の魅力を発掘する旅

ハワイ州最大の島であるハワイ島。島の中心的な都市であるヒロ(東岸)、ヒロに次ぐ第2の大都市で、観光スポットとして開発されて多くのリゾートホテルが集まるコナ(西岸)、キャプテン・クックことジェームズ・クックがハワイの原住民に殺害された場所であるキャプテン・クック(南西)、ハワイ王朝を統一したカメハメハ大王の出身地ハヴィ(北岸)など、個性豊かな都市がある。「広大なだけに意外に知られていないスポットが豊富です」と今回、旅のナビゲーターを務めてくれたカメラマンの石川裕子さん。ホノルルから飛行機で約40分。週末旅にもぴったりだ。

ハワイ島 基本情報

ハワイ島 地形面積 :10,432.5km²(日本の四国の約半分。岐阜県とほぼ同じ)
人口:158,423人 ※2016年8月時点
島の花:オヒア・レフア
島のカラー:赤
コハラ(死火山)、マウナ・ケア(休火山)、フアラーライ(休火山)、マウナ・ロア(活火山)、キラウエア(活火山)の5つの火山帯で構成される

Contents:

 

まずは、レジェンドにハワイ島の魅力を聞きました
「自然から学べることのできる島。それがハワイ島です。」

ラウハラの「人間国宝」アンティ・エリザベス

アンティ・エリザベス

ハワイの伝統工芸品だが、近年ではその芸術性が認められ、世界中にファンを持つ。アンティ・エリザベスは82歳。1993年に、ハワイ州よりラウハラのLiving Treasure(人間国宝)の認定を受け、ラウハラ文化を継承するための非営利団体 Ka Ulu Lauhala o Kona の創立者でもある

私はハワイ島・ホルアロアで生まれ、物心ついたころからずっとラウハラを編んでいます。昔はたくさんのプランテーションがあって、働く人のための帽子や、コーヒー豆を収穫する時に使うカゴなどを作っていました。ラウハラはハワイアンの生活の一部でした。ラウハラ製品は、今では少し値の張る贅沢品になってしまいましたが、昔は、屋根やマットなどにも使われ、暮らしの中で身近に存在している物でした。

ラウハラとは「ハラの木の葉」という意味。その名のとおり、木の葉を利用しているのですが、私たちはそれを使う際、自然の恵みに感謝します。

そして、木の葉で何でも作れることを学び、人間は自然と共生していることを知ります。伝統工芸であるラウハラが、自然の恵みの上に成り立っていることは、昔から変わりません。私はハワイ語で育ちました。「アロハ」という言葉一つで、自分の愛を示し、相手の愛を受け入れ、その場を愛で満たすことができます。それを私は自然からも感じます。どこの国の人であっても、私のもとへ「学びたい」とやってくるのなら、喜んで教えます。それがアロハですからね。

帽子

濃淡の違う2種類のハラで編まれたパパㇾ(帽子)。グラデーションが美しい

帽子編み

目にも止まらぬ早さで編まれるが、帽子を作るのに2日間かかるそうだ

 

ハワイ島でしかできないこと 1:マンタを下から眺める

マンタナイトダイビング

マンタ神秘的な、夜の海。空には月が輝き、星がその隙間を埋める。ナイトダイビング。たぶん多くの人にとって未知の世界だろう。世界有数のシュノーケリングスポットを持ち、野生のイルカとのスイミングで世界中の人を魅了するコナだが、夜の海でのダイビングは、それほど一般的ではない。

船上から見る夜の海は真っ暗で、恐怖心からか、初めてだと、海に入るのを躊躇してしまう。入ってみれば、海中は闇の世界。水中で使えるライトを渡されてはいるものの、その光が届く場所以外は何も見えず、ガイドがいなければ間違いなく方向を見失うだろう。

水中を5分ほど進むと、海底に明かりが灯されている。周りを漂う小さな魚たち。光に集まってくるプランクトンを食べに、小さな魚やマンタたちがやってくるのだ。その様子はまるで、夜の竜宮城。鮮やかな黄色のウツボが海底を這っているのが見える。

待つこと十数分。音もなく、大きな白い〝蝶〟が目の前を舞う。頭上すれすれに行き交うマンタたち。マンタとは、エイの一種。巨大で、体長4mを越すものもいるのだとか。野生のマンタを見る機会は貴重で、世界中のダイバーが熱帯の島々でマンタとの遭遇に挑むという。闇に浮かぶ白いマンタたちはただただ美しく、神秘的で、別世界の異次元空間に迷い込んでしまったような感覚に包まれる。恐怖心はいつの間にか消え、感動の中にいる自分に気付く。

コナのドルフィンツアー「キワイルカ」の河野さんによると、コナは世界有数のマンタ観測スポット。さらに、夜の海で下からの角度でマンタを見ることができるのは、世界広しと言えども、ここコナだけなのだとか。マンタを上から眺めるシュノーケリングも人気だが、ダイビングライセンスを持っている方なら、ダイビングされることを強くおすすめする。

ハワイでしかできない、いや、コナでしかでないこの貴重な体験。ぜひ一度、どうぞ。

◎ マンタツアー Kiwailuka Big Island Hawaii
319 Hahani St., Kailua
☎ 808-315-0683
▶ マンタナイトダイビング:$150/1タンク(要ダイビングカード)
▶ マンタナイトシュノーケル:12歳以上$130、6〜11歳$80、5歳以下無料
▶ Webサイト:kiwailuka.jimdo.com

 

ハワイ島でしかできないこと 2:ヒッピー文化とロハスを学ぶ

パホア&プナ地区

ナイトマーケットハワイ島最大の町、ヒロから南に進み、ボルケーノへと向かう途中の町、ケアアウ。そこから島の南東が「プナ」と呼ばれる地区。そして、プナ地区でのメインの町が「パホア」。

「パホア」と聞くと、島の人の中には眉をしかめる人もいる。そこがヒッピーの町だからだ。ハーレー・ダビッドソンに乗った、いかつい男たちが集まる、アウトローの町。ちょっと危険な町。いまだにそんなイメージで認識されているパホアだが、昔はさとうきび畑が広がり、多くの日本人移民が暮らす地区だった。現在は大手ドラッグストアもオープンし、多くの新築住宅が建ち、以前とはだいぶ印象の違う町になってきている。

そんなパホアと、さらに東側、プナ・コーストと呼ばれるエリアが昨今、注目を集めている。オーガニックやローフードなど、ロハスに代表されるような健康志向の文化がこれらの地区に集まっているからだ。

熱帯雨林と海、火山の溶岩台地に囲まれたこのエリアでは、ローフードの世界で「スーパーフード」と呼ばれる、バナナ、ココナッツ、パパイヤ、マンゴー、ノニなどの果実を簡単に収穫することができる。ローフーディストたちはプナを聖地と呼び、世界中から訪れ、ここに住み着くようになった。

ナイトマーケット

プナの南端、カラパナと呼ばれる地区で毎週開催されるナイト・マーケット。ハワイアン・ミュージックもライブで演奏され、ロコたちがビールを片手に集ってくる。今、ハワイ島でいちばんホットなマーケットだ。

また、プナでは、ソーラーで電気を作り、雨水を貯め、植物を育てながら自給自足の生活を送る人も多い。ハワイは「島」である以上、有事に輸送が止まれば何もかもが滞ってしまう。でも、最低限でも自らの手で生活をまかなうことができていれば、なにも恐れることはないというのが、ここに暮らす人々の発想だ。

一瞬でも電気が止まると大騒ぎ。そんな都会生活を送る我々には、見習うべき点も多くある。ナイト・マーケットなどのイベントが開催されることもあるので、観光のついでに立ち寄るのもいい。一見ワイルド、実は最先端な暮らしがここにあるようだ。

◎ カラパナ・ナイト・マーケット / Kalapana Night Market
▶ 場所:毎週水曜日午後5時~10時
▶ 開催:毎週水曜日午後5時~10時

 

ハワイ島でしかできないこと 3:大自然と動物に囲まれて泊まる

マコア

家ヒロの町から北に30分。緑多いハマクア地区に広がる草原の中に、ポツンと建つ2階建ての「家」。それが、「MAKOA(マコア)」だ。オーナーのケイさんが、ロサンゼルス在住時代の知人であるツアーガイドのカイさんと、マコアを始めたのは、2011年のこと。

都会生活が嫌になり、自然との調和した生活を送りながら、それを多くの人に味わってもらいたい、というケイさん、そして、多くの日本人が描いている〝楽園”というイメージではない、本当のハワイを伝えたいというカイさん。その2人の思いが同調し、形となったのが、マコアだった。「自然を感じ、自然に溶け込み、自然と一体となる」のが、マコアのテーマ。その名は、ハワイ固有の樹木であるコアに由来している。マコアが何よりも大切にしているのは、自然のサイクル。すべてが必然で、連鎖し合う自然のダイナミックさを伝えたいと言う。マコアには、馬2頭ロバ4頭、羊が3頭、犬が2匹、猫もいる。生ゴミや馬糞を肥料とし、農園でオーガニック野菜を栽培。水道も電気もなく、雨水による貯水と、ソーラー発電でまかなう。「私たちは、この土地に住まわせてもらっている。そんな、地球を愛おしむ気持ちから、自分でできる限りのエコは実践したいんです」とケイさん。

露天風呂

敷地内にある手作りの露天風呂。広大な海を目の前に、薪で炊いたお風呂に浸かることができる

オーナーとロバ

オーナーのケイさん(右)とツアーガイドのカイさん(左)。宿には馬、ロバ、羊が放牧されている

現代人の生活では忘れがちな自然との触れ合いを思い出す手伝いをしている。ハワイの文化や歴史、そして〝本当のハワイ”を伝えることが、自然との付き合い方を思い出すための補助になるのだと言う。「その中で、本当に大切なものは何かを理解し、今いる場所から、一歩踏み出す勇気を持っていただけたら、本望ですね」とカイさん。東北の被災地支援の活動も展開している。ツアーだけの申し込みでもOKだ。ハワイ島の大自然と共に暮らす体験。ここなら、明日からできる。

◎ Hawaii Makoa Big Island
P.O.BOX 143, Papaaloa, Hawaii
☎ 808-854-1289 
▶ E-mail: hawaiimakoa@gmail.com
▶ Webサイト:www.Hawaii-Makoa.com

 

ハワイ島でしかできないこと 4:ハワイ島の景色を美しく記録する

三日月写真教室

花

ハワイ島の魅力をエンジョイしながらカメラの基礎知識がマスターできる、一石二鳥のワークショップ「三日月写真教室」に参加すれば、こんな写真も撮れるようになる

カラフルな色彩にあふれるフォトジェニックなハワイ島を旅するなら、カメラは必需品だ。

ハワイ島の大自然をよりリアルに、最大限に美しくカメラに収めるには、まずカメラの基礎を理解することが大切。そんな今さら聞けないカメラの基礎から、写真撮影の極意までをハワイ島で教えてくれるのが、日本の新聞社でカメラマンとして10年のキャリアを持つ石川裕子さん。石川さんが主宰する「三日月写真教室」は、基本を学ぶ1日コースと、一眼レフ所有者を対象にした5日間のワークショップがあり、初心者から上級者まで満足のいく内容となっている。今回の特集のナビゲーターも務めてくれた石川さんは、ハワイ島の魅力を誰より知るカメラマンのひとり。講義だけでなく、実践を兼ねて、星空や幻のムーンボウの撮影や、知られざる絶景スポットも案内してくれるので、普通のツアーでは出会えない、ハワイ島の新たな魅力が発見できそう。

◎ 講師:石川裕子
ハワイ島を拠点にしたフォト・プロダクション&ワークショップ「三日月カメラ」代表。オハイオ大学卒業後、日本で大手新聞社東京本社の報道カメラマンとして活躍。2009年ハワイ島ヒロに移住。写真と執筆活動を通して、ハワイ島の魅力を発信し続けている。
▶ E-mail:info@mikazukicamera.com
▶ Webサイト:mikazukicamera.com

 

ハワイ島でしかできないこと 5:ハワイ島名物が生まれる現場を見学

ビッグアイランド・キャンディーズ

クッキー長方形のクッキーの斜め半分にチョコレートがディップされた独特の形。ビッグアイランド・キャンディーズのショートブレッド・クッキーはヒロの「名物」となった。ここに唯一の工場を持ち、店舗も併設。マカダミアナッツをたっぷり使ったサクサクのクッキーは、「ヒロでしか買えない」逸品。

「1977年の創業以来、1つの工場という原則を守り続けています。ヒロの地元産の材料も多く使い、この30年以上、同じ製法を守り続けています。どんなに人手がかかっても、クオリティー管理は徹底します」とイカワ社長。製造工程は店舗から見学できるようになっている。
「我々のクオリティーは、真面目に、真心を込めて仕事をすること。従業員たちは、仕事に誇りを持って取り組んでくれています」とイカワ社長。ヒロ本店の入口では、訪問客に「アロハ」の声と共に、チョコレートやクッキーが差し出される。これも、同社の〝真心〞の一環だ。現在、期間限定でアラモアナセンター1階にも店舗を開店している。これもお客様の要望に応えた結果。一人一人の真心が美味しさを生み出すのだろう。

◎ ビッグアイランド・キャンディーズ / Big Island Candies
585 Hinano St., Hilo
☎ 808-935-8890
▶ 営業時間:8:30am ~ 5:00pm(工場~ 3:45pm)
▶ Webサイト:www.bigislandcandies.com

 

ハワイ島でしかできないこと 6:ハワイの棟方志功に会う

ボブさんのオリジナルTシャツ

ヒロから車で約30分、ボルケーノにほど近い山の中に自宅兼工房を持つTシャツアーティストのボブさん。100%フリーハンドで描かれる版画のようなデザインは、素朴さとハワイ島らしい力強さが感じられる。着るたびに手作りのよさが再確認できるTシャツは、いつまでも色あせないのも自慢だ。

25年にわたり、1枚づつていねいにプリントしてきたTシャツは、両面デザイン。スクリーン作り、プリントまでのすべての工程を自身の手で行うため、完成までに時間がかかる(E-mail: bobboflux@live.jp

T-シャツ

オリジナルブランド「OUT OF HAND」のTシャツは、カピオラニ公園で月に1度開催されるアートフェストでも販売。1枚20ドル

職人

25年にわたり、1枚ずつていねいにプリントしてきたTシャツは、両面デザイン。スクリーン作り、プリントまでのすべての工程を自身の手で行うため、完成までに時間がかかる
E-mail:bobboflux@live.jp

 

ハワイに泊まるなら:ビッグなリゾートホテルを満喫する

ヒルトン・ワイコロア・ビレッジ

ヒルトン・ワイコロア・ビレッジ
ハワイ島コナのコハラ海岸に展開する総面積25万㎡、客室数1240のメガ・リゾート。中心には1万6千㎡の広さを誇るラグーンがあり、スイミングやシュノーケルが楽しめる。ホテル内でイルカの飼育もしており、触れ合うアクティビティーも充実。今年9月には、イルカの赤ちゃんも誕生した。あまりの広さにホテル内の移動は、モノレールのようなトラムと、運河を行き交うマホガニー船で行う。まるでホテル内が一つのリゾート地のようだ。総額700万ドルを超える美術品が飾られ、9つのレストラン、ショッピングアーケードを備える。毎週火曜と金曜のルアウショー「レジェンド・オブ・ザ・パシフィック」も必見だ。

船

あまりに広大な敷地ゆえに、ホテル内の移動はゆったりと船で。モノレールのようなトラムもある

コハラ海岸

ホテルのあるコハラ海岸は年間を通じて好天に恵まれる

◎ ヒルトン・ワイコロア・ビレッジ / Hilton Waikoloa Village
69-425 Waikoloa Beach Dr., Waikoloa
☎ 808-886-1234
▶ Webサイト:www.hiltonwaikoloavillage.jp

 

ハワイ島でイベント三昧!

全米唯一のコーヒーだけのフェスティバル : コナコーヒー・カルチュラル・フェスティバル

コナコーヒー今年で42回目を迎える「コナコーヒー・カルチュラル・フェスティバル」。毎年多くの人が世界中から訪れ、世界でいちばん大きなコーヒーの祭典として、そして全米でも唯一のコーヒーをテーマにしたフェスティバルとして、注目を集めている。

フェスティバル初日を飾るのは、ミス・コナコーヒー・コンテスト。午後6時半からシェラトンホテルにて開催される。この日にはまた、コーヒー農場の並ぶホルアロア・ビレッジでコーヒー&アート・ストロールが開催される。元々日系人の町だったホルアロアにはアートギャラリーもたくさんある。

4日に開催されるメインイベントはピッキングコンテスト。UCCハワイコナ農園に集合し、規定時間内にどれだけ珈琲豆を収穫できるのかを競うコンテスト。前日に決まったばかりのミス・コナコーヒーも参加する。ちなみに、こちらは飛び入りでも参加できるのでぜひ。

また、期間中にはカッピングと呼ばれる品評会も開かれ、今年のナンバー 1 ・ コナコーヒーが決定する。ほかにも、コナコーヒーを使ったレシピを競うコンテストや、オールドエアポートでのマーケットなど、見どころもたくさん。
10日のコナ海岸の目抜き通り「アリイ・ドライブ」でのパレードも必見だ。

クラフト

自慢のクラフト製品も勢揃いする

コーヒー

さまざまなコーヒーをテイスティング

◎ コナコーヒー・カルチュラル・フェスティバル / Kona Coffee Cultural Festival
☎ E-mail: info@konacoffeefest.com
▶ Webサイト:www.konacoffeefest.com
◎ UCC ハワイコナ直営農園 / UCC Hawaii Kona Coffee Estate
75-5568 Mamalahoa hwy.,Holualoa
☎ 808-322-3789
▶ 開催:毎年11月上旬
▶ Webサイト:ucc-hawaii.com

 

日本と深いつながりを持つフライベント : モク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバル

フラ毎春、ハワイ島の東側・ヒロで開催される、世界最大のフラの祭典「メリー・モナーク」。そして、ちょうど半年後に島の反対側のワイコロアで開催されるフラの祭典が「モク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバル」だ。今年で7年目を迎える。

「モク・オ・ケアヴェ」とは「ケアヴェ一族の島」という意味のハワイ語で、ハワイ島の別名でもある。メリーモナークは、ハワイのハラウに所属していることが出場の条件。一般の日本人ダンサーには出場が困難だ。それに比べれば、この大会は、日本とのつながりの深さでも知られる。2006年の第1回大会から、毎年夏に宮崎県で予選大会が開かれている。それを勝ち抜いたチームは、ワイコロアの本選で踊ることができる。

フラ

鮮やかな衣裳を見るのも、イベントの醍醐味

期間中は、毎晩、屋外の特設ステージで競技会が開催される。ワイコロアの夜の風に吹かれながら見るトップクラスのフラは、なかなかのもの。華やかな行事が少ないハワイ島を彩る貴重なイベントのひとつになっている。

競技会までの時間には、有名なクムフラたちから直接指導を受けることができるワークショップが開かれ、昨今では、日本のみならず台湾などのアジア圏からも多くのフラダンサーたちが訪れる。「メリー・モナーク」よりもリラックスした環境の中で、フラをより身近に感じることができる「モク・オ・ケアヴェ」。

◎ モク・オ・ケアヴェ・インターナショナル・フェスティバル / Moku O Keawe International Festival
▶ 開催:毎年11月中旬
▶ E-mail: info@mokif.com
▶ Webサイト:www.mokif.com

 

アートの祭典:ボルケーノ・ヴィレッジ・アート・フェスティバル

イベント今年で26年目を迎える「ボルケーノビレッジ・アートスタジオ・ツアー&セール」。毎年サンクス・ギビングの週末に合わせて開催され、里帰りしているロコや、島を訪れている旅行者たちの楽しみのひとつになっている。

ボルケーノ火山国立公園のお膝元であるボルケーノ・ビレッジは、高原特有の霧がかったと独特の雰囲気を持ち、いかにもアーティスト好きする、何とも小洒落た瀟洒な町並みが特徴。

そんなボルケーノビレッジを拠点とするアーティストたちが一斉にスタジオやアトリエを開放し、作品を展示・即売するのがこの3日間。

一般の人にとっては、アーティストたちの生活を垣間見ることができる機会になっている。

また、お気に入りのアーティストの新作をチェックしたり、新しいアートとの出会いや、作品とアーティスト本人をリンクすることができるので、世界中からバイヤーたちがやってくる3日間でもある。

ちなみにこのボルケーノビレッジは、地元では、レベルの高いレストランが軒を並べることでも知られている。

さらに、ビレッジよりも少し南に位置する「ボルケーノ・ワイナリー」では、すべてのワインを試飲できるうえに、タイミングが合えば、期間限定&直売所限定の激レアワインに出会えることも。

ヨーロッパの高級避暑地のような雰囲気の町を散策し、アートを堪能し、グルメや地元産のワインまで楽しめる場所は、ハワイ諸島の中でもボルケーノだけだろう。国立公園だけを見て素通りしてしまうのはもったいない。

アーティスト

アーティストと直接触れ合えるのも魅力の一つ

ランチ

レストランの出展も多い

◎ ボルケーノ・ヴィレッジ・アート・フェスティバル / Volcano Village Art Festival
☎ 808-985-8979
▶ 開催:毎年11月下旬
▶ 時間:10:00am ~4:00pm
▶ Webサイト:www.VolcanoVillageArtistsHui.com

 
(Lighthouse Hawaii 2012年10月16日号掲載 / 写真協力:石川裕子)

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