
ハワイから日本への旅行需要が定着する中、長野県は「観光と食」の魅力を一体的に発信するPRイベントを10月31日(金)にプリンスワイキキで開催した。ホノルルでの実施は今回が初めてとなる。
会場では、長野県が誇る信州プレミアム牛肉、信州そば、信州みそ汁の他、郷土料理である野沢菜の煮物や、寒暖差によって甘味と粘りが強くなるという県産米の塩むすびなどが振る舞われ、観光・旅行業界をはじめとする参加者らが舌鼓を打った。


長野県の関 昇一郎副知事は、「長野県は冬になると雪景色が広がり、名物となっている“スノーモンキー”もご覧いただけます。実は私も近くに住んでおり、同じ温泉に入っているんです」と話した。
さらに、「夏には、江戸時代の風情が残る中山道(なかせんどう)、通称“サムライロード”を歩いて、ぜひ宿場町の雰囲気を体験してほしいと思います。この他も、日本最古の仏像を本尊とする善光寺や国宝の松本城など見どころが非常に多く、四季折々のおいしい食とともに楽しんでいただけます」と、県の魅力を紹介した。
この日、特に好評だった県産米については、「ぜひハワイでも購入できるようにしたい」と今後の構想も語った。


歴史を持つ数々の観光スポットと豊かな自然と風土が生み出す食文化を併せ持つ長野県の魅力に、参加者が触れるひとときとなった。



