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ピンクパレスの異名を持つホテル、ロイヤルハワイアン

ロイヤルハワイアンホテル
ロイヤル・ハワイアン・ラグジュアリー・コレクション・リゾート(以下、ロイヤルハワイアンホテル)は、1927年2月1日、「太平洋のピンクパレス」として開業したホテル。有名な映画スター、政治家、世界を旅するトラベラーやアメリカ人の冒険家まで、誰もがこのピンクパレスを訪れ、ここでしかできない体験を何度も経験したいがために戻ってくる。

憧れのピンクパレス~ロイヤルハワイアンホテル

正面
1日3回、スペイン風の建物の尖端に設けられた鐘楼(ベルタワー)に吊るされた鐘を鳴り響かせる儀式は、創立90周年を記念して復活した

王宮のごとく気高い「ロイヤル・ハワイアン・ラグジュアリー・コレクション・リゾート」が、2016年に創立90周年を迎えた。古き良き時代のハワイを懐かしみつつ、100年に向けて新しいスタートを切った美しきピンクの洋館の全貌をご紹介しよう。
(Photos: Linny Morris)

ロイヤルハワイアンホテルの歴史を感じクラシックに包まれて眠りたい

ベッドルーム
ヒストリック・オーシャンのベッドルーム
カメハメハ・スイート
ロイヤルハワイアンホテルのカメハメハ・スイート

有名な映画スター、政治家、世界を旅するトラベラーまで、誰もがこのピンクパレスを訪れ、ここでしかできない体験を何度も経験したいがために戻って来た。そんな彼らが特にくつろぎを見いだしてきたのが、心癒されるロイヤルハワイアンホテルの客室だ。
 
特にヒストリック・ビルディング(本館)に位置するオーシャンフロントの「ヒストリック・オーシャン」は、古き良き時代の優雅さと現代の利便性を調和。セレブの心をくすぐるラグジュアリーに伝統と気品をプラスしている。窓から眺める太平洋は、1927年のオープンからずっとそこにあり、ハワイの歴史を見守りながら未来へと繋がっている。
 
また、パーティーを開くことができるほどに広いラナイが自慢のロイヤルハワイアンホテルの「カメハメハ・スイート」は、かつて天皇陛下がお泊まりになられた歴史ある一室。各国のVIPが宿泊を熱望するこのプレステージな部屋で、たまには王様気分で過ごすのもいいだろう。

カメハメハ・スイート
世界中の大富豪が愛したロイヤルハワイアンホテルのカメハメハ・スイート
ロイヤルハワイアンホテルの回廊
ガーデン沿いの白亜の回廊

ダイヤモンドヘッド
ロイヤルハワイアンホテル本館から望むダイヤモンドヘッド

ロイヤルハワイアンホテルのマイラニ・タワー
ロイヤルハワイアンホテルのマイラニ・タワーからの眺め

プール
ロイヤルハワイアンホテルの丸いプール

テラス
風通しの良いテラス

レッドジンジャー
庭に咲き誇るレッドジンジャー
ロイヤルハワイアンホテルの外観
スパニッシュ・ムーア調によるロイヤルハワイアンホテルのドーム型の造形
バスローブ
ロイヤルハワイアンホテルのバスローブは最高級リネンのブランド「フレッテ」製
マイタイバー
1959年オープンの「マイタイバー」
ハワイ州の紋章が彫られたドア
ハワイ州の紋章が彫られたドア
ロイヤルハワイアンホテルのロビーエリア
ロイヤルハワイアンホテルのロビーエリアはモダンにアレンジ
階段
歴史香る螺旋状の階段
TRH インスパイアード
ロイヤルハワイアンホテルのオリジナルグッズがそろう「TRH インスパイアード」

美食の旅へ誘うロイヤルハワイアンホテルの多彩なダイニング

風が心地良く吹き抜け、ワイキキの中心にいることを忘れさせてくれるような楽園時間を提供してくれるのが、ロイヤル・ワイアン・ホテルのレストラン&バー。心地良い食事の時間を約束してくれる多彩なダイニング。ここから自分に合った美食の旅が始まる。

ロイヤル ハワイアン ベーカリーロイヤルハワイアンホテル本館のココナツ・グローブを見渡すテラスに「ロイヤル・ハワイアン・ベーカリー」がオープン。オアフ島初のホテル内独立ベーカリーでは、ペイストリーシェフが人気のバナナナッツ・ブレッドを焼き上げる。テイクアウトして、ビーチで食べるのもハワイらしい。小鳥のさえずりを聞きながらのコーヒータイムを過ごしてみたい。
 
◎ ロイヤル・ハワイアン・ベーカリー
☎ 808-923-7311
▶ 営業時間:7:00am~4:00pm
▶ 定休日:なし

サーフ ラナイ ロイヤルハワイアンホテルの「サーフ・ラナイ」では、ハワイの新鮮食材をブレンドしたコンテンポラリー・ハワイアンの朝食ビュッフェとランチが楽しめる。ランチは地元エグゼクティブにもよく利用される社交の場だ。
 
◎ SURF LANAI/サーフ・ラナイ
☎ 808-921-4600
▶ 営業時間:6:30am~11:00am、11:30am〜2:00pm
▶ 定休日:なし

ピンクパレス・パンケーキ
生地にグアバとラズベリーが練りこまれた人気メニュー「ピンクパレス・パンケーキ」

朝と昼は、きらめく海とダイヤモンドヘッドの美景が楽しめるロイヤルハワイアンホテルの「サーフ・ラナイ」は、夜には趣向を変え大人のダイニング「アズーア・レストラン」へと変貌。キャンドルライトが揺れ、夜のダイヤモンドヘッドとワイキキの街灯りが幻想の世界を生み出す海辺のメイン・ダイニング「アズーア・レストラン」。大人のロマンチックを感じてほしい。
 
◎ AZURE Restaurant/アズーア・レストラン
☎ 808-921-4600
▶ 営業時間:5:30pm~9:00pm(ラストオーダー:9:00pm)

ダイヤモンドヘッドが見えるテラスアズーア・レストラン

また、ハワイを代表するカクテル”マイタイ”ブームの火付け役となったロイヤルハワイアンホテルの「マイタイバー」では太平洋の雄大なパノラマも楽しめる。
 
(’Eheu Winter 2018号掲載)

ロイヤルハワイアンホテルのルアウ~アハ・アイナ

歴史を紡ぐホテルの海辺で古代ハワイの祝いの宴を体感する

ロイヤルハワイアンホテルのアクティビティ
(左)タロイモを叩き、すり潰すポイ作りなどロイヤルハワイアンホテルではハワイ伝統のアクティビティを体験できる (中央)ストーリーのある迫力満点のショーを目の前で見ることができる (右)ワイキキで唯一のオーシャンフロントのルアウ。海からの風が心地良い

古代ハワイへ誘われる宴

ダンス夏の眩しい青空からオレンジ色に空が染まりゆくサンセットタイム。90年の歴史を刻む〝太平洋のピンクパレス〟こと、ロイヤルハワイアンホテルで、週に2回開かれる宴がある。古代ハワイで行われていた、食事と歌(メレ)とフラを楽しむ「アハ・アイナ」だ。
 
ゲストを招く巻貝の音色が響く中、宴は始まり、ポイ作りなど伝統を体験できるアクティビティや、多彩なハワイの味を満喫するロイヤルディナー、さらに、語りと音楽、ダンスによって、華やかで壮大な歴史を表現するショー、ヘルモア物語が繰り広げられる。
 
満点の星の下、いつしか時空を超えて、はるか昔のハワイへ思いをはせる時間になる。
 

ロイヤルハワイアンホテルの一流シェフによる伝統料理

レストラン
ロイヤルハワイアンホテルではローカル食材を多く使った伝統料理をハイクオリティーな味で提供する

ハワイの著名ホテルや名店で腕をふるってきたシェフ、コリン・ハザマによるハワイの伝統料理が、ポイ、ポケ、サラダ、フリフリチキン、キアヴェウッドのBBQ、フルーツとデザートのビュッフェスタイルとして並ぶ。食材からメニュー作り、味わい、盛り付けまでこだわり抜いた自信作だ。ワイキキの象徴、ダイヤモンドヘッドを望む景色もごちそうになる。

ロイヤル・ハワイアン・ルアウ~アハ アイナ~のスケジュール

5:15pm ウェルカムアクティビティー
5:45pm ロイヤルディナー
7:00pm ヘルモアショー

◎ Kintetsu International Hawaii Company
▶ 催行日:月・木曜日
▶ 場所:ロイヤル・ハワイアン・ラグジュアリー・コレクション・リゾート
▶ 料金:ステージに近いオーシャンフロントのプレミアム・シーティング大人$208、子ども$126(ディナー&ショー、ウエルカムドリンク1杯+ドリンク2杯、レイ・グリーティング込み)
▶ 催行会社:ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート ワイキキ
▶ 申し込み:www.holidayaloha.com
※2017年4~12月の料金。税込。一般席やカクテルショーもあり。

◎ ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート / The Royal Hawaiian Luxury Collection Resort
2259 Kalakaua Ave., Honolulu, HI 96815
☎ 808-923-7311
▶ Webサイト:www.royal-hawaiian.com

(’Eheu Summer 2017号掲載)
 

ロイヤルハワイアンホテルで古き良き時代のハワイを懐かしむ

(写真提供:ロイヤルハワイアンホテル)
 
ロイヤルハワイアンをモチーフにしたポップアート

ロイヤルハワイアンホテルの外観が、なぜピンク色なのかご存じだろうか? ワイキキに建ち並ぶホテル群の中でもひときわ目立つピンクの外観は、90年前の1927年の開業時からそのままだ。
 
理由は意外にも単純。創業者のウィリアム・マトソンの親友夫妻がポルトガルへ旅行した際、リスボンの街のピンクの家を見て気に入り、自分たちの別荘をピンクに塗り替えた。その別荘を見たマトソンの娘がそれを気に入り、父は娘の希望に沿うようにホテルの外壁を同じ色に仕上げたというのだ。
 
創業者の娘が気に入ったこのピンク色のおかげで、ロイヤルハワイアンホテルは、「太平洋のピンクパレス」と呼ばれ、人々の記憶に残り、確固たるラグジュアリーホテルの名声を築く礎になった。
 
当時でも斬新なピンクを長年使い続けたロイヤルハワイアンホテルには、稀有の芸術的センスが根付いている。そのセンスの良さを感じるのが、1階のオープンギャラリーだ。レトロでポップなマトソン社のアートの数々は一見の価値あり。次の90年を楽しむ前に、古き良き時代のハワイを懐かしんでからでも遅くはないのでは。

マトソン社が富裕層を中心にプロモーションした「マトソンライン」の広告

最大級の海運業社であるマトソン社が所蔵する、これらのレトロなポップアートの展示は、ロイヤルハワイアンホテルのロビーにて随時、開催されている。
*展示内容は、定期的に変わります

ハワイへようこそ
「ハワイへようこそ!」こんな素敵な笑顔の女性に会えるのかと期待させる広告
無限の楽しみ
ハワイには無限の楽しみがあることを表現
トーチジンジャー
咲き乱れるトーチジンジャーと現地の少年が南国情緒を醸し出す
Edward Steichenの作品
当時1番有名なカメラマンEdward Steichenの作品
ショートパンツ姿の女性
快適な旅をショートパンツ姿の女性でプロモート
ハワイでの生活ほど素晴らしいものはない
「ハワイでの生活ほど素晴らしいものはない」がキャッチフレーズ
豪華客船での旅
豪華客船での旅の素晴らしさを表現
フラダンサー
高名なフラダンサーTootsieがモデル。自然美が際立つ

(’Eheu Autumn 2017号掲載)
 
※このページは「’Eheu Winter 2018」「’Eheu Summer 2017」「’Eheu Autumn 2017」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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