ハワイ現地発!最新生活情報&おすすめ観光情報サイト

新型コロナの情報発信や医療提供で貢献した3名に令和5年度 在外公館長表彰

 令和5年6月6日(火)、在ホノルル日本国総領事公邸で、邦人及び日系人の方々への新型コロナウイルス感染症にかかる情報発信や医療提供等において貢献した、三木信幸氏(クアキニ病院副院長)、小林恵一氏(聖ルカ・クリニック院長)、岡田悠偉人氏(ハワイ大学がんセンター疫学専門家)に対する在外公館長表彰授与式が実施されました。

左から、三木信幸氏、青木豊総領事、小林恵一氏、岡田悠偉人氏

 青木豊総領事は、受賞者それぞれの功績を以下のように讃えました。

三木信幸氏(クアキニ病院副院長)

ハワイ州でのワクチン接種状況や感染状況を医療現場における状況も含め、在ホノルル日本国総領事館に情報共有した他、講演会を行うなど、、邦人及び日系人をはじめとするハワイの方々への医療提供及び感染症対策に貢献されました。

小林恵一氏(聖ルカ・クリニック院長)

ハワイの日本語情報誌『ライトハウスハワイ』を通じて新型コロナウイルス感染症にかかる最新情報を発信するとともに、日本政府の「海外在留邦人・日系人の生活・ビジネス基盤事業」を通じて無料PCR検査を提供するなど、感染症対策に貢献されました。

岡田悠偉人氏(ハワイ大学がんセンター疫学専門家)

ハワイ州コロナ対策専門家チームのメンバーとして、ハワイ州の水際措置「セーフ・トラベル・プログラム」の制度設計に貢献され、水際対策を緩和することで日本とハワイの人の往来を早期に復活させた他、ハワイにおいて、新型コロナウイルス感染症に関係する情報を日本語で発信されました。

 総領事は、その上で「ポストコロナの時代に入ったタイミングで、領事館としてだけでなく、在留邦人と日系人を代表して、ぜひお礼を申し上げ、表彰させていただきたい」と感謝の気持ちを述べて、一人ずつに表彰状を授与しました。

 三木信幸・クアキニ病院副院長は、あいさつで「いっときはクアキニ病院の3分の1の病床が新型コロナの患者さんで埋まった時もあった。今も全くなくなったわけではない。これからもウイルスは変化を繰り返し、また、他の病原菌も出現することもありうるので、そのためにも精進していきたい」と語りました。

 小林恵一・聖ルカ・クリニック院長は、「新型コロナは、国難」と捉えたと言い、無料PCR検査を提供した「海外在留邦人・日系人の生活・ビジネス基盤事業」の報告書の作成に苦労したことを明かし、その提出に「総領事館に大変お世話になった」とあいさつしました。

 岡田悠偉人・ハワイ大学がんセンター疫学専門家は、「まずはこうしてマスクをしていない皆さんと直接お会いできるのが新鮮で嬉しい」とあいさつを始め、ハワイ州の機関とチームとなって国境を再開させたことについては、「チームの協力があって成し遂げられた。会いたい人に会える社会にできたことは、自分にとっても人生のハイライトとなった。また、その時にハワイの日本人と日系コミュニティーの歴史とその強さを感じた」と話し、その経験を踏まえて、今後は次世代への継承を視野に交流事業に力を入れていく考えも述べました。

                  リポート:ライトハウスハワイ

ライトハウス・ハワイのおすすめ記事

【ハワイイベント】イオラニ宮殿のカマアイナサンデー

2024.04.25

ダウンタウンにあるイオラニ宮殿では毎月第2日曜日に「カマアイナサンデー」が行われます。 地元の人はイオラニパレスの入場無料になる嬉しいイベントで、毎月テーマに沿った文化活動やワークショップ、地元のエン...

【ハワイイベント】毎月第1週土曜日に行われる「ファーストサタデイ」

2024.04.24

ワードビレッジにあるおしゃれなショップやレストランが集まる人気ショッピングモール「サウスショアマーケット」では、2022年の12月から毎月第1週の土曜日に行われるイベント「ファーストサタデイ」を開催し...