息苦しく感じていたハワイがサーフィンを通して大好きになった
アメリカの音楽やカルチャー、サーフカルチャーに憧れていた中学2年生のとき、サーフィンを始めました。友達と一緒に東京から電車に延々と乗って神奈川県の鵠沼海岸まで行っていました。当時は簡単に波のチェックなんてできませんから、着いてみたら「全然波がない!」なんてことも。でも楽しくて、高校を卒業するまで海に通っていました。
大学入学後はサーフィンから遠のいていたのですが、卒業後に仕事でオーストラリアに1年間住んだときに再開。1992年にHISのロサンゼルス支店に就職し、その後ラスベガス、サンフランシスコ、ニューヨーク支店で支店長を務めていた間は忙しくて、海は遠い存在となっていました。
2015年にハワイへの赴任が決まったときに思ったことは「絶対サーフィンをするぞ!」。これまで担当してきた仕事は、日本からのお客様を対象としているので、どこに行っても、まずは自分がその土地の良いところを知ることを心がけてきました。ラスベガスではカジノも体験して勉強しました(笑)。
実は、米本土という大陸に長く住んでいたため、ハワイに来た当初はあまりにも小さい島で息苦しかったんです。でもサーフィンを通して、ハワイの海の美しさ、景色のすばらしさ、恵まれた天気、そして温かい人柄を体感し、今ではハワイが大好きになりました。
ハワイに異動したとき、長年続けてきた極真空手のハワイ支部を立ち上げ、責任者として活動しています。極真空手は直接打撃を受けるので、体をしっかり鍛えなければ大けがを負ってしまいます。一方でサーフィンは、筋肉という〝よろい〟をどれほど身につけていても、波のパワーにはかないません。人を相手とする空手と、偉大な自然の中に身を置くサーフィン。どちらも人生に欠かせません。仕事と両立させながら、長く続けていきたいと思っています。
🏄♂️お気に入りサーフポイント
Yusuke Takasaki
◎1966年生まれ。東京都出身。1989年大学卒業後、就職。退職後、1年間オーストラリアへ。1991年アパレルバイヤーとなり、渡米。1992年HISロサンゼルス支店に就職。ラスベガス支店、サンフランシスコ支店、ニューヨーク支店の各支店長を務めた後、2015年7月にハワイ着任
(2018年2月16日掲載)
※このページは「ライトハウス・ハワイ 2018年2月16日」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。