海で自然の流れを感じるように人生の流れを感じて生きたい
サーフィンを始めたのは2014年。研修ビザでハワイに滞在していたとき、知人にボードをもらったのがきっかけでした。もともと興味はあったのですが、地元の鳥取は冬にしか波が上がらないところでしたし、学生時代に引っ越した大阪は海から3時間。そんな環境下で始める気にはなりませんでした。でもここハワイは海まで自転車で5分! これはチャンスだと思いました。
一旦帰国し、2017年にハワイへ移住。今度は本格的にサーフィンをしようとボードを買いました。それ以来海に通っています。
僕のサーフィンとの付き合い方は、時間に追われてしないこと。だから仕事のある日はしません。心ゆくまで楽しんで「帰ろう」と思ったら海から上がる。
一度、リーシュがサンゴ礁に絡まったことがありました。かなり焦ったのですが、落ち着かなければ深みにはまると思い、流れをみて対処して助かりました。
海に潮の流れがあるように、人生にも流れがあると思っています。
就職をしたのは就職氷河期と言われた時代。世の中の流れも自分自身の流れも決して良いとは思えませんでした。29歳で父を亡くしたときも、もがくよりもその後の流れに任せながら、目の前にあることに一生懸命取り組みました。
その後、徐々に流れが良い方向に。一旦ハワイから帰国した後、アメリカの政権が変わるタイミングで永住権が当たり、ハワイへ移住。大学卒業以降、アパレル業界で働いていたので、以前から興味があった『コナ・ベイ・ハワイ』に立ち寄ってみると、ちょうど従業員を募集するところだったと声を掛けていただきました。
40歳を過ぎてから本格的にサーフィンを始めたのも、自然な流れだったように思います。今後の人生は、次に何が起こるのかワクワクしながら生きたいですし、良い流れを引き寄せられるようにしたいと思っています。
🏄♂️お気に入りサーフスポット
ささき・まさる
1974年鳥取県出身。1995年大学卒業後、アパレル系企業に就職。以降、デザイナー、縫製などの製作に携わる。2014年研修ビザでハワイへ。帰国した後、アメリカの永住権に当選し、2017年6月に夫婦でハワイへ移住。同年10月に『コナ・ベイ・ハワイ』のスタッフに。2018年10月ストアマネージャーに昇格。
(2019年2月16日掲載)
※このページは「ライトハウス・ハワイ 2019年2月16日」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。