
ボール大好きサラちゃんです
僕の働く動物病院では、日々さまざまなご質問をいただきます。その多くは、ペットと暮らす中で誰もが一度は疑問に思うものです。今回は、特によく聞かれる5つの質問について、それぞれ分けてわかりやすくご紹介します。
①なぜ犬は芝生を食べるの?
犬が芝生を食べる理由ははっきりと解明されていませんが、胃のムカつきを和らげるため、あるいは単なる好奇心や習慣と考えられています。少量で、元気も食欲もある場合は大きな問題にならないことが多いですが、頻繁に吐いたり、ぐったりしている場合は消化器トラブルの可能性もあるため、受診することをお勧めします。
②頻繁にお風呂に入れると皮膚は乾燥する?
僕の経験上、答えは「その心配はありません」です。何よりシャンプーと皮膚との相性もありますし、アレルギー皮膚炎の子などは2日に1回などと促すこともあります。「一般的には月1回程度が目安」飼い主さんにはお伝えしていますが、気になる場合は獣医師に相談しましょう。
③1日にどのくらいご飯をあげたらいい?
食事量は体重だけでなく、年齢や運動量、体質によっても変わります。フードのパッケージに記載されている給与量はあくまで目安です。一番大切なことはパッケージに記されている量を盲信するのではなく、理想的な体型を保てているかを見ながら調整し、定期的に体重をチェックすることです。当院での定期検診でも体重の増減(主に減らす方向に話すことが多いです。笑)は、大事な相談内容です。
④食事以外に、どんなサプリをあげたらいい?
基本的に、バランスの取れた総合栄養食を食べていればサプリメントは必須ではありません。ただし、関節ケアや皮膚トラブル、腸内環境のサポートなど、目的に応じて取り入れることは有効です。残念なことに、市販に出回っているサプリのほとんどはあまり研究されていない、または人間の研究から飛躍解釈しているものが多いので、始める前に、獣医師に相談するのがよいと思います。
⑤どれだけ人間の食べ物をあげてもいい?
人間の食べ物は基本的に控えるのが安全です。味付けが濃く、塩分や脂肪分が多いため、肥満や内臓への負担につながることがあります。また、中には犬猫にとって有害な食材もあるため注意が必要です。どうしても与えたい場合、僕は基本的に1日の摂取カロリーの1割以下にとどめることを、勧めています。
日々の小さな疑問をそのままにせず、一つ一つ理解していくことが、わんちゃんにゃんちゃんの健康を守る大切な第一歩です。
気になることがあれば遠慮せず、かかりつけの先生に相談してみてくださいね。

Dr. Makoto Sakamoto
獣医師(D.V.M)。大阪府出身。タフツ大学・獣医大学卒業。2023年共同オーナーとして『アイナハイナ・ベタリナリー・クリニック』を開業。
アイナハイナ動物病院
Aina Haina Veterinary Clinic
820 W Hind Dr. Ste, 1224
Honolulu
TEL 808-453-5000
診療時間
https://ainahainavet.com

※このページは「ライトハウス・ハワイ 2026年6月」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。