男女デュオ「クーパオア=忘れがたき香り」

忘れがたい芳しい香りという意味を持つ「クーパオア」。カウアイ島出身のケレン・パイクとオアフ島出身のリハウ・ハナスがデビューしたのは2008年のこと。

友人の結婚式のために結成した音楽ユニットが、ハワイ音楽界ではまれな男女デュオ「クーパオア」として定期ライブ活動をスタートしたのは9年前。着実に音楽道を極め、「クーパオア=忘れがたき香り」という意味のユニット名のとおり、聴く者を虜にする人気ユニットに成長。さらに今年は、日本のフラコミュニティーと強い絆で結ばれる年になることでしょう。

PILI O KE AO

PILI O KE AO (2008年)

デビューアルバムがナ・ホク・ハノハノ・アワード受賞

デビューアルバム『ピリ・オ・ケ・アオ』をリリースしたのは2008年。一躍、ハワイの人々に「忘れがたい音楽」として人気となり、ハワイのグラミー賞と呼ばれるハワイ州最大の音楽賞、ナ・ホク・ハノハノ・アワードでは最優秀新人とハク・メレ賞(ハワイ語の作曲)を受賞。

ENGLISH ROSE

ENGLISH ROSE (2015年)

2枚目のアルバムは6部門にノミネート

2 枚目のアルバム『イングリッシュ・ローズ』では6部門にノミネートされ、ライナー・ノーツ賞を受賞。タイトル曲『イングリッシュ・ローズ』は、ハワイ語と英語の混合詞の美しい旋律の曲です。

ケレンが初めて作った曲とライナー・ノーツでコメントしていますが、この曲は、ハワイ大学水泳部で共に青春を謳歌し、2001年に19歳の若さで天国に召された英国人学生、タマラ・ミッシェル・タイさんをしのんで作られたそうです。水泳部員のそれぞれの心に刻まれたタマラさんの思い出はイングリッシュ・ローズの強い香りと同じように永遠だと歌っています。

そして、このアルバム『イングリッシュ・ローズ』のリリース後、音楽の同志、恋人から、将来を誓い合うご夫婦になったというケレンとリハウ。2人のハーモニーの円熟度はさらに増し、音楽の挑戦を続けることになります。

BUMBYE

BUMBYE (2013年)

3枚目のアルバムは3部門で受賞

ハワイ語の大家、プアケア・ノゲルメイアーと組んだ3枚目のアルバム『バムバイ』ではナ・ホク賞にてハク・メレ賞、ハワイアン・ランゲージ・パフォーム賞(いかに正しいハワイ語発音で歌っているか)、最優秀アイランド・ミュージック・アルバム賞を獲得し、日本のフラ・コミュニティーの間でも人気のデュオとして名を轟かせるようになります。

Nā Pua Mōhala

Nā Pua Mōhala (2014年)

その結果、昨年はナ・ホク賞国際部門で受賞経験のあるカウラナとの共同アルバム『ナー・プア・モハラ』をカウアイ島のケレンとリハウの自宅で合宿制作をし、曲作りからレコーディングまで3週間で完成、リリースしました。

バンマスでカネフラダンサーのコースケ氏いわく、「クーパオアとの定期ジャパンツアーのライブ後にお酒を飲みながら夢を語り合ったとき、ケレンに“コースケの夢は何だ?”と聞かれたので、“ハワイでアルバムをリリースすることだ!”と答えたら、即決快諾。両バンド共に多忙なので合宿制作となりましたが、夢を叶えてくれた大事な友人です」。そしてクーパオアも昨年から、彼らの夢であったハワイ文化の伝道師として、カウラナエンターテイメントと提携し、日本でハワイ語を教え始めました。桜の季節の春と紅葉の季節の秋は大好きという親日家のお二人は焼肉が大好物だとか。

最後にリハウからエへウ読者の皆様へメッセージを預かりました。
「ハワイアン音楽やフラをサポートしてくださり、感謝しています。次回、日本で音楽やアロハの心をシェアできることを楽しみにしています」

徳重玲子(STUDIO RIM HAWAII代表)

徳重玲子ハワイ在住15年。ラジオDJ、MC、ライター、イベントディレクター、コンサルタントと多方面で活動中。最近では、ハワイについての講演会も行っている。豊富なネットワークを持っているのも特長。国立新潟大学理学部卒業。
www.studiorimhawaii.com
facebook.com/reiko.rogers
twitter@PELEREIKO

(’Eheu Winter 2015号掲載)

※このページは「’Eheu Winter 2015」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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