注目度&好感度が高いローカル・ガールズ・ウクレレデュオ、ホノカ&アジータ。彼女たちの音楽は、爽やかな清涼飲料水のようなアイランド・ブリーズ・ミュージックです。海、サーフィン、家族、友達、ウクレレ、旅にインスパイアされた2人に、デビューのきっかけや将来のことを聞いてみました。
ハワイに久々に登場した10代のガールズ・ウクレレデュオ、ホノカ&アジータの活動の場は、ハワイを始め、日本、環太平洋、ヨーロッパに広がっています。すでに10年以上のウクレレキャリアを持つ2人は、今年、創立10周年となる「ウクレレ・ハレ」(ジョディ・カミサト主宰)で出会い、ワイキキのカラーカウア通りでのストリートライブでユニットを結成したのは5年前。2人の名前が一躍、音楽界にフィーチャーされるきっかけとなったのは、2013年のインターナショナル・ウクレレ・コンテストでの優勝と第5回ウクレレ・ピクニック・イン・ハワイにて、有名ミュージシャンと同じステージで演奏披露するというチャンスを得たことでした。観客の拍手喝采もすごかったのですが、同イベントに招聘されていた人気バンド「ビギン」に見初められ、ビギンが主催する「うたの日コンサート」に招待され、8000人の観客の前で演奏しました。ホノ・アジ(ファンから呼ばれる愛称)いわく、「国際コンテストでの優勝や沖縄でのライブをきっけに音楽人生が大きく変わりました」。今までにニュージーランド、ニウエ、チェコ、日本にてライブを行い、今年5月にはオーストリアで開催されるウクレレ・フェスティバルに参加予定。また、ハワイの人気ブランド、マヌへアリイのCMに出演したりと期待される次世代アーティストとして注目度が高まっています。
世間の注目とは裏腹に、本人たちは、あくまでも自然体。サーフィンとウクレレを愛し、学業と音楽活動を両立するティーンズです。「将来の夢は?」という質問に対し、ホノカは「グローバル環境科学」、アジータは「医療」を学びたいと興味の対象が音楽以外にも広がり、将来が頼もしいです。
昨年、リリースした初EPアルバムにはオリジナル作品も収録、チェコのウクレレフェスティバルに参加した際、恋しいハワイや今の自分たちの心境について共作した「フットプリンツ(足跡)」は、まさに「青春」ソング。新しい世界へ挑戦する時のドキドキワクワクの心境が唱われています。英語詩もわかりやすいので、日本に住む10代にも歌ってほしい一曲です。
現在、ホノカは、カピオラニ・コミュニティーカレッジの大学生(19歳)、アジータはカイザーハイスクールの高校生(16歳)。「日本の皆さんにおすすめのお気に入りメニューは?」と訊ねると、ホノカ→ボガーツカフェのアサイボウル、アジータ→パイオニアサルーンのガーリックシュリンプ、カレー、ポケ(どちらもモンサラット通り)とのこと。
まさに青春真っ盛り!キュートな笑顔とエネルギッシュなウクレレ演奏スタイルが魅力のホノカ&アジータのこれからの活動を応援し続けたいと思います。
◎ハワイ在住17 年目。ラジオDJ、MC、ライター、イベントディレクター、ビジネスコンサルタントと多方面で活動中。ハワイについての講演会も行っている。イオラニ宮殿の日本語ドーセント。国立新潟大学理学部卒業
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(’Eheu Spring 2017号掲載)
※このページは「’Eheu Spring 2017」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。