日米韓外相会合出席のためハワイを訪れていた林芳正外相は、ハワイ時間2月12日正午から約40分間、鄭義溶(チョン・ウィヨン)韓国外交部長官と日韓外相会談を行いました。
概要は以下のとおりです。
両外相は、北朝鮮への対応を始め、地域の安定にとって日韓・日米韓協力が重要であることを改めて確認した上で、2月3日の日韓外相電話会談に引き続き、両国間の懸案を含む二国間関係について率直な意見交換を実施しました。
両外相は、旧朝鮮半島出身労働者問題や慰安婦問題、その他の両国間の問題についてやり取りを行いました。この中で林大臣から、旧朝鮮半島出身労働者問題や慰安婦問題に関する韓国国内の動きにより日韓関係は引き続き非常に厳しい状況にある旨述べた上で、これらの懸案を含め、両国間の問題に関する日本の一貫した立場に基づき、韓国側が責任を持って対応する必要があるとして韓国側に適切な対応を改めて求めました。鄭長官からは、韓国側の立場に基づく発言がありました。
両外相は、「佐渡島の金山」のユネスコへの推薦についてもやり取りを行いました。林大臣からは、韓国側の独自の主張は受け入れられず、遺憾であると改めて抗議しました。その上で、我が国としては、「佐渡島の金山」の文化遺産としてのすばらしい価値がユネスコにおいて評価されるよう、冷静かつ丁寧な議論を行っていく考えであり、韓国側とも誠実に議論を行っていく旨改めて伝達しました。
両外相はまた、人的往来についても意見交換を行いました。
両外相は、今後とも、日韓関係を健全な関係に戻すべく、外交当局間の協議や意思疎通を加速していくことで一致しました。
さらに、ハワイ時間2月12日午後2時30分)から約2時間、アントニー・ブリンケン米国国務長官(The Honorable Antony Blinken, Secretary of State of the United States of America)及び鄭義溶韓国外交部長官(H.E. Chung Eui-yong, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Korea)との間で、日米韓外相会合を行いました。概要については以下でご覧いただけます。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/na2/page4_005509.html
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