年々物価が上がって支出はかさむ一方、思うように収入は増えない…。そんな中で、今後の資金計画に不安を抱えている方も多いハワイ。でも! ご存じのようにアメリカは日本に比べると銀行の金利や生命保険の予定利率が高いですよね。せっかくハワイに暮らしているのなら、メリットを生かして賢く貯蓄したいものです。今回は読者の皆さんからお寄せいただいた質問やお悩みに対して、どのような選択肢があるのかなどを専門家に伺いました。自分に合ったお金の貯め方を見つけて、将来に備えましょう。
お金に対する不安や資産運用について、読者の皆さんに聞きました。
お金をより良く運用する方法とは?
収入より多くは使わない
・ 一般的に家計費は収入の1/3を上回らないようにしましょう。ローンやクレジットカードの借り入れなど、いわゆる負債の割合が高いとクレジットスコアに悪影響を及ぼします。負債の支払いは収入の1/3までを目安にしてください。
・ 必要なものだけを買いましょう。買う前に 「本当に必要?」と問いかけることを習慣に!
負債を管理する
・ 簡単に負債を生み出すのがクレジットカード。毎月、完済できる額にとどめましょう。
・ 毎月の請求は期限内に支払いを。手数料や利息はすぐに膨れ上がります。
・ 可能な限り、負債は低利息の支払いにまとめましょう。
緊急時のお金を備える
・ 失業時や緊急時に3〜6カ月ほど乗り切るのに十分な金額を備えましょう。備えが不足すると、クレジットカードなどで負債を負うことになってしまいます。
経済面での目標を設定する
・ 短期、中期、長期での目標を設定しましょう。6カ月後・1年後・10年後に達成したいことをそれぞれ挙げて、そのためにしなければいけないことを考えましょう。
安定した将来を築く上で重要な要素は「収入を守ること」と「資産形成」です。子育て期などの年代に必要なのは、死亡や障害を負うなどの不幸から収入を守ること。年齢を重ねるにつれて、必要なものが、「年金」、「ご家族に残す資産を守ること」へと変わっていきます。そのためには適切で十分なプロテクションを持つことが大切です。
資産蓄積は多くの影響を受けることを理解しておきましょう。
インフレーションの影響
インフレーションとは、時間の経過とともに物やサービスの値段が除々に上昇すること。1913年以降、インフレーション率は毎年平均で3.2%*とされています。資産形成には インフレーション率に打ち勝つことが不可欠です。 ( *米国労働省、労働局物価指数計算を参考)
税金の影響
税金は財産形成する上で一番の障害となりえます。お金を稼ぐと所得税がかかり、消費すると消費税、貯蓄すると資本利得税、死亡すると遺産税がかかります。
マーケットリスクの影響
経済の変動やその他の出来事に伴って、高利息となる可能性と同時に、投資している金額が減少したり、または全額を失ったりする可能性もあります。
>ハワイのインフレの一例
【プレートランチ】
2014年:一般的に約7〜10ドル程度
⇩(10年間で約3〜5ドル値上がり)
現在:約10〜15ドル程度
【2ベッドルームの家賃】
2014年:月額約1800〜2500ドル程度
⇩(10年間で約1000〜1500ドル値上がり)
現在:月額約2800〜4000ドル程度
※ライトハウスハワイ編集部調べ(主にホノルル対象)※地域や条件などによって異なります。
生涯の間、努力して積み上げた資産を守り、財産が間違った手に渡ってしまわないように譲渡しましょう。
遺産を守るために焦点を当てるのは、妥当な保護金額(保障額) 、長期ケアの費用、代理権委任状、生前遺言、遺言信託、主な財産の信託 (トラスト)。価値のある遺産を残しましょう。
ここまでは、
ハワイ生命のクローソン佳代さん・宮内千賀さん・ヘンマン麻希さんに聞きました
ハワイ生命
hawaiiseimei@gmail.com ☎808-223-3986
[業務内容]
リビングベネフィット付き生命保険、アニュイティ、学資積立て保険、
リタイヤメントプランニング、401(k) /I R A ロールオーバー
子育てからリタイヤメントまで! ハワイ生命の3人に聞きました
<教育費・養育費>
Q.ハワイでは子どもの教育費にいくらぐらいかかるのでしょうか? 大学までの費用をどのように貯めるのがおすすめですか?
A.ハワイ州内外の大学の学費は下の表を参考になさってみてください。アメリカで大学にかかる費用は、医療費に続いて過去20年で毎年4〜5%上昇しています。この費用を貯めるには、利率の良い運営方法を早めに取り入れて、無理なく準備をされるとよいでしょう。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭はもちろんのこと、大学入学の時期に近づいていても、学費ローンの返済などを見込んで、安全な貯蓄を始めることができます。また新生児のお子さんがいらっしゃるご家庭では生後15日から始められるプランなどもあります。
Q.学資保険の積み立ては、上の子が使用しなかった場合、次の子に譲渡することは可能ですか?
A.学資の積み立て方法はいろいろあります。例えば、529プランの場合、ご家庭のお子さん全員の学資に使用できます。その他、柔軟な運用が可能な貯蓄型生命保険を活用するという手段もあります。具体例として、ご両親の名義で口座を開設しておくと、利率の良い運用法を活用し「キャッシュバリュー(口座に貯まったお金)」の使い道が自由となります。学資保険の積立金は、教育費以外にも利用できるため、上のお子さんが奨学金を得た場合や進学をしなかった場合、積立金を住宅購入資金や他の目的に利用する選択肢もあります。
<もしもの備え>
Q.日常生活ではなんとか生計を立てていけるのですが、病気など突然の出費を考えると不安です。備えるための良い方法はありますか?
A.突然の出費は誰にでも起こり得ることです。事故や疾病など突発的な緊急事態はいつ起こるか分かりません。予期せぬ支出に備えて、まずは生活費の見直しや節約をしてみましょう。緊急時の備えの目安は月収の3〜6カ月分です。アメリカの医療費はすでに膨大な額となっている上、さらに年々上昇しています。もし日本に帰って治療を受けた場合でも、多額の費用が見込まれます。重大疾病や入院が必要になるときの対処法の一つは生命保険です。近年では、貯蓄型生命保険の大きな特典として、被保険者が大きな病気や事故にあった場合、生命保険の一部を現金で受け取れる仕組みとなっています。これをリビングベネフィットといいますが、健康保険ではカバーされない、生活費や居住費またはローン返済などの負担を軽減できます。
<将来の貯蓄>
Q.貯蓄に回す余裕がありません。低収入でも、将来のために貯蓄できる方法を教えてください。
A.まずご自身の生活にどれだけの収入が必要かを見極めましょう。生活費・居住費など必要不可欠な出費を割り出し、現在の収入と比べてどくらいの貯蓄ができるか知ることが第一歩です。 食費や居住費、光熱費などが年々上がっていても、収入が横ばいのままであるということも珍しくありません。今の生活水準を考えて、インフレ率とリタイアまでの年数を計算すると、どくらいの収入が必要かを割り出すことができます。さらに、「老後のために月〇〇ドル貯蓄する」など、具体的な数字と目的を決めるとモチベーションにもつながるかもしれませんね。日頃から無駄な出費がないかどうか見直すこともすぐにできることです。
また、収入源を一つに頼るのではなく、副業やアルバイトなどで収入を増やす方法も考えてみましょう。最近はインターネットの発展とともに、在宅でできる仕事も増えてきているので、一社との雇用就職だけでなく、さまざまな職業でお金を稼ぐことができるようになってきています。 現状を把握して、現在の収入で目標に達成できるかを見直す機会を持ってみてください。これらを踏まえてあなたにとって最適な貯蓄法を探すのに専門家に相談してみるのも一つの方法です。プランによって月々100ドル単位での積み立ても可能です。
Q.運用に興味はあるのですが、自分に適切な方法がわかりません。元本割れをせずに、安心して増やせる方法はありますか?
A.はい、あります。あまり知られていないのですが、INDEX型貯蓄の生命保険は、まさに元本割れの心配をせずに積立ができるツールです。利率もインフレーションを上回ることが多いため、長期間の金融運用に最適です。
<ライフイベント>
Q.毎年2回の日本帰国、子どもの学費や習い事、老後の貯蓄のために、どのようにやりくりをして貯蓄していけばいいのでしょうか?
A.日本には家計簿という素晴らしい文化がありますね。私たちがこうしたご相談をいただくときは「お金のカルテ(PFCパーソナルファイナンシャルチェック)」を通して、まずご自身のご家庭の今の経済状況を正確に把握していただいています。内容としては、各ご家庭の経済的な目標設定を短期、中期、長期でお聞きして、現在の収入、支出、負債、資産の4つの点から、その目標を達成するためのご提案をさせていただきます。具体的にお話ししますと、月々の収入と最低生活費を書き出し、その他の全ての出費を含め優先順位を見極めて、月々いくらまでの出費が可能なのか割り出します。そして、現在の生活を基に老後の貯蓄にはどれくらいが必要となってくるのかを念頭に今後の貯蓄法を一緒に考えていきます。
例えば、小さなお子さんがいるご家庭だったり、働き盛りの40歳の女性が、50万ドルの死亡保障で月々300ドルの積み立てをした場合、30年後に約22万5千ドル*が蓄積され、こちらの積立金を自由に使うことができます。もしも大きな疾患にかかってしまった場合は、病気の重度に応じて生前給付を現金として受け取ることも可能です。(*蓄積額は一例です)
家計簿も目標も優先順位もご家庭によって違うので、ご自身にあった貯蓄方法を見つけて、効率良く無駄なく、そして無理なく貯めていきましょう!
<節税>
Q.運用すると利子に対して税金がかかりますが、節税できる貯蓄方法はありますか?
A.さまざまな貯蓄法がありますが、まずそれぞれがどのタイミングで課税されるかを知っておきましょう。Roth IRA、IRA、401K、403Bなどのリタイアメントアカウントは、それぞれのルールやペナルティーなど細かな違いがあるので注意しましょう。一方で貯蓄型生命保険は規定のルールにより課税対象となりながらお金を高い利率で増やしていくことができます。
節税は投資する方法とタイミングにより左右されます。例えば、IRAや401Kの場合、投資した時点では節税の対象となりますが、リタイア後お金を引き下ろす際に課税されます。一方、貯蓄型生命保険でお金を膨らました場合、増えたお金に税金がかかることはありません。例えば、連邦税&州税28%とインフレーション率3%として、500ドルの積み立てを40歳から70歳まで続けた場合、下の表のように貯蓄額(予想)が大きく異なってきます。
節税のポイントの一つは課税のタイミング。それぞれのメリットデメリットをしっかり把握しましょう。
<転職・退職時の401(k)>
Q.転職または退職した場合、401(k)はどうすればいいですか?
A.401(k)は退職後もそのままにするか、新しい職場で別のオファーがあれば移行するか、個人のリタイヤメントアカウントに移行するか、全額引き出すかのチョイスがあります。気を付けないといけない点は、401(k)をそのまま放置しておくとマーケット市場の影響でリスクがあります。またIRSのルールで、リタイヤメント資金を59歳半以前に引き出すと10%のペナルティーがかかります。401(k)を移行する場合は、基本的に税金は心配ありません。401(k)の総額や移行する時点でのご年齢、またいつからそのお金の引き出しを始めるかによります。
401(k)とは:
アメリカで一般的に利用される企業提供の退職のための貯蓄です。 さらに税制優遇を受けながら退職資金を積み立てるための有用なプランです。税前の収入から積み立て資産が税金なしで成長し、引き出すときに通常の所得税がかかります。企業によって貯蓄額のマッチングがありますが、マッチングの有無や額の権限は雇用主にあるので、変わることもあります。通常59歳半までは引き出しに対して10%の早期引き出しペナルティーが課されます。
IRAとは :
アメリカで利用される個人向けの退職貯蓄口座です。税前収入(Pre tax)からの積み立てが可能で、その分税控除が受けられます。ですが、引き出し時に通常の所得税が課税されます。
Roth IRAとは:
アメリカで利用される個人向けの退職貯蓄口座です。税後収入(after tax)から積み立てし、口座内での運用益が非課税で成長します。59歳半以降かつ口座開設から5年以上経過している場合、元本と運用益を非課税で引き出せます。
IUL(Index Universal Life、Index)貯蓄型生命保険とは:
日本では提供されていない種類の保険で、利率の高さやさまざまなメリットがあります。IULの被保険者となるには米国滞在が基本条件ですが、日本に帰国した後でもIULのメリットを受けることが可能であったり、海外在住者でも一定の条件を満たせば加入できます。
<米国のINDEX貯蓄型生命保険のメリット>
◉元本割れしない
◉利率が高い(複利で増える)
◉インフレ対策
◉非課税・無税
◉一家の収入源の補充となる
◉ローンの完済
◉リタイアメントの収入源
◉チャリティ寄付
◉次世代へのギフト(祖父母から孫へなど)
◉学資積み立て
◉ビジネスパートナーやキーパーソンの死亡時に伴う借金返済
やビジネス損失を補う
◉遺言検認最小化
◉リビングベネフィット(生前給付)がついているメリット
★死亡保障額へのアクセス可能
★慢性疾患・重大疾病・末期症状へのカバー
★生活費やローンなどのカバー
★降りるお金の用途は自由
★非課税
介護の費用をまかなうには?
50歳を過ぎていて、長期介護保険には加入していません。ハワイで介護施設に入ることを想定した場合、どのくらい貯蓄が必要になりますか? 月々一人8千ドルとも言われる費用をどう工面したらいいのでしょうか?
どのくらいの貯金が必要かは大変難しい質問ですね。一般的な一つの例として介護費用は年間10万ドルとして計算すると、今まで数十年にわたって一生懸命働いて、貯めたお金があっという間に貯金が底ついてしまいます。
ハワイに長年お勤めの方は会社からの401(k)や個人年金のIRAやROTH IRAなどを利用して老後の対策をしている方も多いと思います。退職後どこで暮らすにしても老後の対策は必要ですが、将来日本への帰国を考えているなら長期介護保険は必要ないでしょう。しかし、間違いなくアメリカで暮らすのであれば、一日も早く考えるべきです。日本では40歳になったら介護保険の加入義務があります。
まずは、退職した後に毎月どのくらいの収入と固定費がかかるか見てみてください。収入はソーシャルセキュリティーベネフィットと401(k)、IRA、ROTH IRA、個人年金、株の配当金や家賃収入などがあります。では、毎月の固定費はどうですか? 退職後にまだ家のローンがある場合、その他に管理費、固定資産税、光熱費、保険料、食費、交際費などがあります。
「収入」から「固定費」を引いたものが自由になるお金で貯蓄となります。将来の収入が増える可能性は難しいですが、経費は年々物価高や医療費などだんだん増えていきます。
長期介護保険は生命保険よりメディカル査定が厳しいため、女性は骨粗鬆症になると加入は難しく、生命保険にパスしても長期介護保険に加入できない場合もあります。貯蓄を減らしたくない方、また家族に迷惑をかけたくない方は、健康なときに長期介護保険を検討しましょう。支払い方法はさまざまなタイプがあります。一括払いの場合は、5万ドル以上を一括で支払い、介護が必要になるまでそのまま置いておくものです。使わずに亡くなった場合、生命保険のため、受取人が受け取ることができます。掛け捨てタイプや生命保険に特約を付けるタイプもあり、月払い、半年払い、年払いなど選ぶことができます。通常は一旦手続きをしたら払い続けることになるので、収入から無理のない範囲で支払えるタイプをお選びください。
生命保険に特約で長期介護保険を付ける場合は保険料は固定で、長期介護を使わなければ、契約した保障額が受取人に支払われ、長期介護費用として一部保険会社から受け取った際は、使わなかった残りの額が受取人に支払われます。つまりどこかで契約金を受け取ることができます。
もう一つの選択肢として、最近ハワイ州で認可された短期介護保険があります。介護保険に興味があっても加入が遅れたために保険料が高くてあきらめている方は検討されるとよいでしょう。短期介護保険は給付期間が6カ月と1年、待機期間は0日と20日があります。一部であっても介護保険からヘルプがあるので、助かるのではないでしょうか?
<注意! 長期介護保険の保険料は固定でなく、将来上がる可能性も!>
予算が500ドルの66歳の独身女性に横江さんが紹介したのは?
「月6000ドルの給付金、保障期間3年間で月保険料約400ドル。なぜなら、オリジナルの長期介護保険は医療保険のような掛け捨てタイプで、保険料が上がることが考えられるため予算より低い保険料をおすすめしました」。
65歳/70歳の場合 短期介護保険の待期期間20日タイプ(自宅での介護も含む)
50代から老後の貯蓄
何歳まで生きるかわからない自分にとって、長生きしても安心して暮らすために、50代の今からどのように貯蓄したらいいのでしょうか?
日本人の平均寿命は世界一で女性は87歳、男性は81歳となっています。もし平均寿命まで生きた場合、65歳で退職すると、女性なら22年間、男性なら16年間の老後生活費、医療費などに備える必要があります。そこで心配なのは、「備えた資金よりも長生きしてしまったら…」ということですよね。
心配しないために、退職になるまで、頑張って働いてお金を貯める、というのももちろんですが、今まで貯めてきたお金の1ドルを2ドル、3ドルにさらに増やすことで、将来のための資金にしたいものです。
今ある資金を老後用に増やすため、401(k)や株投資などいろいろありますが、30代のころと50代での選択肢はちょっと異なります。30代のころは、アグレッシブに株にチャレンジなどして、万が一の減額となってしまった際にも、それを復活させる時間・年月があります。でも、老後までの時間も限られる50代はお金を増やす方法は「元本保障で安全に!」が必須です。
選択肢の一つとして「個人年金保険(アニュイティ)」という貯め方があります。この最大のメリットは「元本保障」で、「生きている限り受け取れる年金」であることです。公的年金以外で、生きている限り受け取れる年金を設定できるのは、アニュイティだけです。まさに世界で一番長生きする日本人女性には強い味方の保険です。
アニュイティは、生命保険や介護保険などと異なり、健康状態はプランに関係がありません。既往症がある人でも加入が可能です。また、資金はアメリカ経済に沿ったパッケージで運用されるので、アメリカの高利率のメリットで増えていきます。
払込み方法は一括払いが基本ですが、401(k)などのリタイヤメントプランからの資金移行もできます。「今現在持っているプランの利息が全然増えていない」などの理由で、その資金を元本保障のアニュイティに移動するという人も多くいます。
アニュイティは一人で何個も持つことができますので、家を売ったお金や、満期になった定期預金をアニュイティにして一生涯の年金にするなど、その都度でプランを増やしていく人もいます。
ただ気を付けなければいけないのは、アニュイティもリタイヤメント資金扱いでの保険です。早期の解約などにペナルティーがかかる期間もありますので、確実に将来のために使える資金でを活用しましょう。
長い老後への備えは、50代からでも間に合いますよ!
ハワイライフ・コンサルティング
hawaiihoken@gmail.com ☎808-840-7031 https://hawaiilifeconsulting.com/
[業務内容] 定期、終身、ユニバーサル生命保険、がん保険、介護保険など
「安全に資産を守りたい」
大切な資産は、やはり銀行に預けておくのが安全だというイメージがあるのですが、どこに置けば安心ですか? 銀行預金であっても危険なことはありますか?
銀行はFDIC(米連邦預金保険公社)への加盟が義務付けられ、これにより預金者一人当たり25万ドルまでの預金が保証されています。
今春に破綻してしまったシグネチャー・バンクのように25万ドル以上であっても連邦政府によって全預金額が補償されたケースもありますが、預金が25万ドルを超える場合には家族それぞれの名義に分けたり、複数のBeneficiary(受益者)を加えたり、複数の金融機関に口座を分けたりして預金を守るというアイデアもあります。
「ローンの完済方法」
ローンについて、この先3年で完済したいHELOC(ホーム・エクイティ・ローン)の金利が6・75%と高いので、これより金利の低い他のローンを使った方がいいのか、HELOCの金利が変動するので悩んでいます。
多くの銀行で最初の2〜3年間スペシャル固定金利のプロモーションを行っています。ご参考までに弊行では最初の2年間5・25%(APR)のプロモーションを行っています(10月17日現在)。その金利の方が低ければ新規のHELOCにリファイナンスする方法があります。現在ご利用中のHELOCの金利が変動している状態で、市場金利が下降傾向にあるときはそのままにしておいた方がお得な場合もあります。金利の動向をよく把握することがポイントになるでしょう。
「家を購入したい」
一軒家を購入することが目標です! おすすめの貯蓄方法を教えてください。リスクが無くて、なるべく利率が良い方法で貯めていきたいです。
株投資や仮想通貨で利益を得るという方法もありますが、リスクが無く利率が良い貯蓄方法としては、やはり定期預金(Certified Deposit Account)が安全です。定期預金口座は投資口座とは違い元本割れのリスクがありません。
例えば、弊行では3カ月から12カ月までの期間で3・00%〜4・15%APY(年利)のスペシャルレート(10月17日現在)を提供しています。多くの銀行では、金利をウェブサイトで確認できるのでチェックしてみるとよいでしょう。
手続きはチェッキング口座やセービング口座を開設するのと同様に簡単で、身分証明書と資金(チェックや現金など)を持参して店頭で新規口座を開設するだけです。弊行の場合は金額は1000ドルから受け付けています。
HELOCとは?
Home Equity Line of Creditとは不動産物件を担保に受けられる融資(ローン)です。物件価値と返済能力に応じて融資枠が設定され、その融資枠から利用した金額に対してのみ利息を支払うものです。例えば10万ドルの融資枠があっても利用しなければ支払いは発生しません。利用した金額に対して利息を支払い、元本を返済すれば契約内容によって一定期間、また利用できる仕組みになっています。一般的には家の改装、改築、学費、車の購入、ビジネス資金等々、利用する目的に特別な制限はありません。第一債権(モーゲージ)があっても第2債権として設定することが可能です。
テリトリアル・セービングス・バンク
Eri.Kim@territorialsavings.net ☎808-784-2001 https://www.tsbhawaii.bank
[業務内容] 電子送金、両替、個人口座やビジネス口座、不動産ローンなど