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ホアカレイ・カントリー・クラブ マネージャー  宇野 昌三

 

 

開発が進むエバビーチにあり、圧倒的な開放感とウォーターハザード(池)が美しいコースを有する『ホアカレイ・カントリー・クラブ』。新たな企画も進行中の同クラブの宇野昌三さんに人生の転機を伺った。

 

 

私の人生は小学校1年生で始めたボーイスカウトに大きく影響を受けました。高校2年生のとき、アメリカのニューメキシコ州のフィルモント・トレーニングセンターという施設へ行き、全世界から集まった隊員たちと、20日間山の中で訓練をしたのです。クマやヘビから身を守り、救急法を学び、食事はNASAなどで採用されているドライフード。どれも想像を超える体験で、地元の奈良の保守的な空気になじめずにいた自分にとって、こんなにも知らない世界があるのかと衝撃を受けました。それ以降、海外に目が向くようになりました。

外国とつながることを意識して、ホテルに就職。後にクルーズ客船の会社へ転職、さらにご縁あって第一ホテルに就職し、希望が叶い、1991年に第一ホテルマカオへ。2年後にはホテル開業スタッフとしてジャカルタへ異動。ここで大変なことが起こりました。

 

 

クーデターに遭遇人生予期せぬことが起こる

1998年、「町が燃えている」と聞き、ホテルの最上階から見た町の様子に絶句しました。スハルト独裁政権への国民の不満が暴動となった、あのクーデターが起こったのです。暴徒と化した人たちが次々と店を焼き払い、私たちのホテルの方向へ迫り来る光景は忘れることができません。すぐにお客様の安全と国外避難経路の確保、情報収集に努めました。一方で、軍のトップをホテルのペントハウスに滞在するように促し、ホテルの周りに軍を配備してもらえるような状況を作り、暴徒に備えました。人生、予期せぬことが起こりうることを身をもって体験した出来事でした。 その後、大分やグアムなどでホテル開業業務を行いました。中でも、レオパレスリゾートグアムのホテルは、多くのアスリートが強化キャンプやトレーニングに訪れるような施設として成功を収めることができました。

こうしたノウハウを生かし、インドネシア出身の妻の地元、ジャカルタで事業開発の仕事をした後、日本に帰国。あるときアメリカの永住権が当選し、なじみのあったグアムへ2011年に移住。友人と会社を立ち上げました。

 

 

ハワイの皆さんを喜ばせる仕組みの実現へ

これまで、いろいろな場所で仕事をしてきた中で、多くの想定外のことも起こり、波乱万丈の人生を乗り越えてきたと自負しています。3人の子どもたちには、何が起きても自分で判断し、生き抜ける力を付けてもらいたいので「人生は冒険だ」と常に伝えています。私自身、がむしゃらに生きてきた中で、『即断・即決・即実行、冷静な判断力と迅速な対応』を心掛けてきました。

2017年1月にハワイへ引っ越し、現在はホアカレイ・カントリー・クラブで、来年春のクラブハウスのオープンに向けて準備を進めているところです。ご縁あってやって来たハワイでは、これまで培ってきた全ての経験をフルに活用して、ハワイの皆さんに喜んでいただける仕組みを作っていきたいと思っています。ゴルフ場という枠に止まらず、飲食を含めたサービスを企画してホアカレイから発信していきます。

 

うの・しょうぞう

◎1965年生まれ。奈良県出身。1988年近畿大学商経学部商学科卒業。新神戸開発株式会社入社、その後日本クルーズ客船を経て、1991年第一ホテル入社。2000年同社の会社更生法申請を受け退社。レオパレス21に勤務、インドネシアで起業。日本へ一旦帰国後、2011年グアムへ移住し、起業。2017年1月ハワイへ引っ越し。2017年9月現職へ。

(2018年12月16日掲載)

※このページは「ライトハウス・ハワイ 2018年12月16日」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

 

 

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