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ハワイの環境問題について知っていますか? その1

 前号でお話しした環境問題について、「ハワイではどんな問題があるのか?」と複数の方からコメントをいただきました。良い機会ですので、ここで取り上げてみましょう。
①オヒアレフアの木が大変!
 ハワイ島の自生林であるオヒアレフアの木が、真菌性の植物病で枯れる事態が多発。治療法は分かっていません。このため、オヒアレフアと共生している、ハワイ固有種の鳥『ベニハワイミツスイ』、『カワリハシハワイミツスイ』、ハワイ固有種の鷹『ハワイノスリ』、ハワイコウモリ『オーペアペア』他、数種の植物や昆虫が絶滅危惧種に。
②キングタイドが来たら?
 キングタイドとは「極端に大きな大潮」のこと。太陽と地球と月が一直線に並び、さらに地球に働く引力が一年のうちで特に強くなったときに発生しますので、今年もいつか来ます。昔から起きている自然現象ですが、近年の〝地球温暖化〟の影響で海面が異常に上昇。ごく最近では2017年4月に、ワイキキで洪水が発生。その時の水位は、112年前に測量が開始されて以来、最高値を記録しました。そのため、ヒルトン・ハワイアンビレッジが毎週開催している花火大会が中止され、海岸沿いの道路にも水が流れ込みました。ホテルに隣接している海岸が削り取られて、観光客の皆さんは海を楽しめませんでした。
 再び来るかもしれないキングタイドへの対策をハワイ州と共に早急に考えるべきだと思います。
③サンゴ礁を救うには?
 サンゴ礁は、非常にたくさんの海洋動植物の棲息場所となっている他、海水の二酸化炭素濃度を調節し、また、堤防のように海中で波を抑え、陸地を波から守る役目をしています。
 しかし現在は、陸域からのゴミや土砂の廃棄・流出によって破壊されたり、海水が濁ることで日光が届かなくなり、サンゴ礁が衰退する、といった害が発生しているのです。
 また、米国海洋大気庁(NOAA)が発表したデータによると、海水の温度上昇により、サンゴの死滅による白化が過去最高に。2014年に西海岸から始まったサンゴの白化現象がハワイ諸島周辺へと達し、さらに西へと進行しているそうです。海洋生物の生態系バランスが崩れるばかりか、高波など沿岸地域への影響も懸念されています。
 私は30年ほど前、サンゴ礁に囲まれた島国パラオ共和国とグアムを行ったり来たりしていましたので、サンゴ礁がいかに大切であるかは当時から良く知っていました。さらに世界の自然環境が悪化しつつあるということを考えると、海に囲まれているハワイでは、誰もがこの事実を知るべきだと思います。サンゴ礁を踏んだりしない、最近販売されている「サンゴ礁に優しい日焼け止め」に切り替える、ゴミやプラスチックを海に流さないなど、今すぐ対応すべきだと痛感していますよ。
 次号で続きを更にお話しします。

(2018年5月1日掲載)

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