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物に対する見方というものは、些細なことで突如一変してしまうことがある。たとえば髪の毛。スタイルやカラーひとつで、魅力的になったり、若く見えたり、モードになることもあるが、下手したら老け込んだり、まるで過去に取り残されてしまったかのようなルックスになることもある(僕の友だちは、今だに80年代に流行ったビッグヘアーで通しているが、僕にはそれを指摘する勇気はない)。

同様に、ビュッフェに対する観念もちょっとしたことで変わる。品数が少ない、料理がありふれている、高過ぎる、見た目が冴えない、味が物足りないとやはり流行らない。今の世の中、過剰消費が支配した時代は終わり、人々はもはや大量・安価に惹かれず、むしろ質を選ぶ。そんな時代の移り変わりとともにビュッフェも、スニーズガードで保護された長テーブルにヒートランプで保温された料理が並んでいる、という従来のパターンは姿を消し、代わりに美しいグルメ料理や実演コーナーを提供するワンランク上のスタイルが主流になってきた。

さて、今サンデーブランチのスポットとして最も注目を集めているのは、新しくオープンした『ラ・ヒキ・キッチン』。値段、セレクション、質、量とも比類ないレベルで、ホノルルではハレクラニの「オーキッズ」またはザ・カハラ・ホテル&リゾートの「ホクズ」、西オアフなら「ラ・ヒキ」というほどロコから評価を得ている。地元産の幸をたっぷり使った食材+バリエーション+ボリューム全てそろった豪華ビュッフェを65ドルというリーズナブルプライスで提供している。

ローバーとポケバーの生もの類と好相性のブラッディマリー。
オイスター、カニ爪、海老等の新鮮な魚介類が、
ミニョネットソースやカクテルソースと共に並んでいる

 

焼きたてペストリー、ワッフル、フルーツ等の定番も魅力的だが、セビーチェ、ミートローフ、チョッピーノ等ランチ系もお勧めだ。ローバーには、新鮮なオイスター、カニの爪、海老等がそろい、その隣りのポケステーションでは、マイポケも作ってもらえる。グリルコーナーでは、ラムチョップやステーキ、ロブスターテイル、ジャンボ海老をその場で焼いてもらえる。最後に、ブラッディマリーステーションに立ち寄ってカクテルをピックアップすれば、究極のブランチの出来上がり。これで1日たっぷり至福な気分で過ごせること間違いなし。

注文に応じて肉類が焼き上げられるグリルコーナー。
その場で焼いたラムチョップやステーキ、
ロブスターテール、ジャンボ海老が思う存分味わえる

 

きめ細かな配慮が隅々まで完璧に行き届いたここなら、ボサボサ頭で、あるいは80年代のあご紐つきウィッグ(ヅラ)姿で現れたとしても、誰もわざわざ料理から目を離してチラ見することさえしないだろう。

 

 

◎ ラ・ヒキ・キッチン /La Hiki Kitchen

92-1001 Olani St, Kapolei(フォーシーズンズ リゾート オアフ アット コオリナ)
☎ 808- 679-0079
▶ 営業時間:毎日 6:00am〜11:00am、5:00pm – 10:00pm(ブランチは日曜のみ)
▶ 取扱クレジットカード:ビザ、マスターカード、JCB、アメリカンエキスプレス
https://lahikikitchen.com

ショーン・モリス

ショーン・モリス◎ マーケティング会社社長。ハワイ随一のグルメ通として知られている食いしん坊。

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Twitter: @incurablepicure
Instagram: @incurablepicure

(2017年10月1日掲載)

※このページは「ライトハウス・ハワイ 2017年10月1日」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

 

 

 

 

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