サウスビーチカフェ

 

 

女性は明らかに男性よりも賢い。確かに僕ら男たちは、車の修理とか、森の中で火をおこさなければならないとかいうときに役に立つかもしれない。しかし、概して女性たちは思慮深い考えをする。というか、ちょっとした小ワザを知っているのだ。手際よく美味しい料理をこしらえたり、クーポンやディスカウントをうまいこと利用したり、目の周りのクマを隠したり(男性たちも、目の周りの青アザを隠す方法を知っていればいつか役立つことがあるかもしれない)など大抵の場合は有益なのだが、例えば、何やら新しい物を買ってきて、それが発覚しないよううまく隠すワザなんかはその反対だ。僕が新しいと思う洋服は、実は何週間もクローゼットの中で眠っていたから、もはや新しいとは言えないらしい。あと、彼女たちは僕ら男たちの行動をチェックするのも上手だ。

 

最近ある友人に、彼が3月半ばにオープンした最新プロジェクトを見に来るよう招待された。ワイキキのど真ん中にある、簡単に見落としてしまいそうなその小さな店は、「ハワイ・ファイブ・オー」のオリジナルシリーズ当時を偲ばせるレトロな雰囲気漂う旧ハワイアナホテル(今は学生寮になっている)の敷地内のカラカウア通り側にあるビーチーなカフェレストラン『サウスビーチカフェ』だ。メニューづくりからキッチンの切り盛り、食材の品質管理までを仕切るのは彼の奥さん。エコフレンドリーなこの店では、可能な限り地元産の食材を使用している。すべてがすべてオーガニックであるわけではないが、例えば白砂糖の代わりにアガベ、メープルシロップ、はちみつを、そして精白米の代わりに玄米を使っているし、自家製マヨネーズはヘルシーなオリーブオイルで作られている。

ビーチにほど近いチャーミングなカフェのビーチーなインテリア

 

メニューはシンプルで、種類もそれほど多くない。スープ、サラダ、ベーグル(クリームチーズまたはロックス)、ポケボウル、ロコモコ、サンドイッチ、ハンバーガー、ワッフル+アイスクリーム、フレッシュスムージーといったところ。しかし、怪しい材料を使って疑わしい結果を呼ぶよりは、素材の持ち味を楽しむというのがこの店のやり方。自然な甘さが生きるフルーツにアガベとメープルシロップを合わせたスパークリングマンゴーレモネードから、ほろ苦く繊細なコーヒーゼリーまで、どれも新鮮でほっと安心させられる正直な美味しさだ。

呼び物はパニーニ。ハム、ターキー、スイスチーズ、モッツァレラ、そしてオリーブオイルに漬けて調理したズッキーニ、トマト、ナス、ほうれん草などの野菜を異なったコンビネーションで挟んで、ギュッと圧力をかけて焼いたホットサンドには、スープやオーガニックグリーンサラダがすごくよく合う。

窓際に置かれたハムとほうれん草とモッツァレラのパニーニ、スパークリングマンゴーレモネード。窓の向こうに見えるのはパティオ

 

ハンバーガーは、アンガスビーフバーガーとベジタリアンバーガーがある。どちらもアルファルファスプラウト、トマト、レタスといっしょに山高く盛られ、ブルーコーントルティーヤチップスが付く。軽い食事にはアサイボウルまたはグリーンボウルがオススメ。急ぎのときは、ミックスベリー、アサイ、ストロベリーバナナ、トロピカルフルーツなど各種フレーバーが揃った有機豆乳またはアーモンドミルク使用のスムージーがパーフェクトだろう。ほうれん草とハワイ産スピルリナの青い香りが気にならないならグリーンスムージーを。

 

風通しのいい店内はこぢんまりとしたチャーミングなスペースで、通りに面したカウンター席とテーブル席が用意されている。片方の壁にはヴィンテージアートプリントと大きな波の写真、そしてもう一方の壁一面にはパラソルの下に2つのビーチチェアが置かれた海辺のシーンが描かれ、いかにもビーチタウンのカフェという感じだ。

僕の友だちは、奥さんにレシピやその他細かいことを任せて営業に集中できるからラッキーだ。僕のワイフも僕の会社の手伝いをしてくれるとうれしいのだが。とはいえ、もし彼のクローゼットも僕のと同じくらい女性の服で詰まっているのなら、彼はあと数軒は店を持たないとやって行けないかもしれない。

 

 

 

サウスビーチカフェ/South Beach Cafe
260 Beachwalk Honolulu
808-224-2760
▶ 営業時間:毎日8:00am – 5:00pm
▶ 取扱クレジットカード:ビザ、マスターカード、アメリカンエキスプレス、JCB、ダイナースクラブ

ショーン・モリス

ショーン・モリス◎ マーケティング会社社長。ハワイ随一のグルメ通として知られている食いしん坊。

ソーシャルメディアも発信中
Twitter: @incurablepicure
Instagram: @incurablepicure

 

(2018年7月1日掲載)

※このページは「ライトハウス・ハワイ 2018年7月1日」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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