ワイキキの喧騒から離れ、カハラの優雅な環境でいただくハイエンド・イタリアンの「アランチーノ・アット・ザ・カハラ」。多種多彩でアート性豊かなイタリアンで、世界中から訪れる旅人の舌を満足させている。
先日、「食べる美術品」とも言える、斬新で美しいメニューがお披露目された。中でも特に目を引き、味覚の敏感な業界人を唸らせたのが、「Tartare di Tonno e Avocado」。地元マグロ、仏産オシェトラキャビア、アボカドの三層キューブ、自家製ホタテのチップスが添えられた一品だ。
濃厚で舌ざわり滑らかな高級キャビアのプチプチ感と地元で採れた新鮮なマグロの程よい弾力、そしてとろみのあるアボカドの三層が、口の中で一つになってとろけていく。また、サイドのホタテの風味を凝縮したチップスは、見た目にも好奇心をそそる大人の味だ。
一皿サーブされるごとに、その美しい盛り付けに驚くゲストの様子を見て、納得の笑みを浮かべるシェフの顔が想像できる。
(2017年7月1日掲載)
※このページは「ライトハウス・ハワイ 2017年7月1日」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。