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来院したマイリ―ちゃん

車にひかれてしまい、週2 〜3 回におよぶ傷の手当てをして、順調に回復してきている5 歳の女の子です

 最近、友達や家族の半数から「最近獣医師にかかったけど、ものすごい費用で大変だった!」という話を聞くことが多くなりました。
 人間の世界では保険がないと莫大な医療費がかかることはよく知られていますが、医療保険を持っている場合、ついつい実際の医療費がどれほどかかるか忘れてしまいがちです。獣医師業界では人間ほど医療保険が広がっていないため、実際の費用を飼い主さんたちに負担してもらう必要あります。さらに年々ペットのケアにかかるコストは上昇する一方なのがさらに追い討ちをかけて、冒頭のような感想をもたれる飼い主さんも多いことと思います。今回はそんな動物病院での費用をカバーする際にとても役に立つ、ペット保険について簡単に解説します。
 最初に打ち明けておきたいことは、個人的には全てのワンちゃんネコちゃんは、子犬、子猫の段階でペット保険に加入するべきだと考えています。どのペット保険会社にも特に思い入れがあるわけではなく、僕がどこかのペット保険会社から利益を得ているということは一切ありません。飼い主さんそれぞれが、自分の状況にあった保険会社を見つけるこをいつもオススメしています。
 ペット保険と一言でいっても、本当にたくさんの種類があるので、どれに加入すればいいかわからないという方も多いと思います。僕が飼い主さんに説明する際には、大きく分けて2つに分けて考えればいいとアドバイスしています。

①車のような保険
 普段予測できない、緊急時や慢性的な病気に罹ってしまった際のみ適応されるタイプです。1年を通して貯金がしやすい定期検診などの費用はカバーされません。

②人間のような予防医療や定期検診などが含まれる保険
 人間同様、犬猫が獣医師にかかるたびに費用の一部を負担してくれます。カバーされる範囲が広いこともあり、月々の保険料は①に比べると高めになりがちです。

 大事なのは自分に合うプランを見つけることです。多数の保険を比べてくれる便利なウェブサイトなどもあるので、それを参考にするのもよいでしょう。
 最後に大切な注意点は、どの保険に入ることにしても、保険に入る前に診断された病気や症状は、保険適応外になることが多いという点です。例えば、愛犬がアレルギー皮膚炎を発症してしまった後に保険に加入しても、アレルギー皮膚炎に関する治療は全て適応外になってしまいます。ほとんどのケースで一生かけて治療が必要な病気なので、カバーされないのはきついですよね。
 そんな理由から、僕は前述の通り、さまざまな病気が発症する前の、子猫、子犬の段階でペット保険に加入することをオススメしています。もしあなたがまだ若くて健康なペットの飼い主さんなら、ぜひ考えてみてくださいね。

Dr. Makoto Sakamoto
獣医師(D.V.M)。大阪府出身。タフツ大学・獣医大学卒業。2023年共同オーナーとして『アイナハイナ・ベタリナリー・クリニック』を開業。

アイナハイナ動物病院
Aina Haina Veterinary Clinic
820 W Hind Dr. Ste, 1224 
Honolulu
TEL 808-453-5000
診療時間
https://ainahainavet.com

※このページは「ライトハウス・ハワイ 2024年3月」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。

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