“達人”が教える
ラスベガスといえばカジノのイメージが強いですが、実は他にも遊べる場所&体験がいっぱい! 観光の中心になるラスベガス・ブルバード(通称ストリップ)沿いには巨大ホテルが並び、プールやショー、グルメやショッピングなど、多彩に楽しめます。夜になると噴水や光のショーが無料で見られる他、SphereやAREA15などの新しい見どころも多く、いつ訪れても新しい魅力を見せてくれる街です。今回は、ラスベガスが大好き過ぎて年に何度も通う“ラスベガス通”が、眠らないエンターテインメント・シティー、ラスベガスの最新の楽しみ方を紹介します!
ナビゲートしてくれるのは…

芦刈いづみさん(写真右・本文執筆)
メディア&PR会社Seven Seas Media代表。ライターとしてアメリカの文化や旅の情報も執筆。
https://linktr.ee/v_izumi123_v
Tak S. Itomiさん(写真左・撮影)
Tak S. Itomi Photography and Design代表。フォトグラファー。旅を通して出会った風景、人々、文化に関する講演活動などにも携わる。
ラスベガス、移動はどうする?

ラスベガスでの移動はタクシーやUber/Lyftがベスト。近年はZooxやMotionalなどの自動運転タクシーも導入され始め、今後ますます便利になりそうです。また、RTCのバス「The Deuce」は24時間運行されていて、本数も多く、ストリップ沿いを安く移動できます。一部区間ではモノレール(無料/有料共にあり)が運行されていますが、ホテルの奥の方(東)にあるため、わざわざ行くぐらいなら歩いたほうが早いです。車がある人なら、MGM系列やCaesars Palace系のクレジットカードを持っていれば、それぞれの系列のホテルのセルフパーキングが無料になるので(条件あり)、どちらかのカードは必須!

ストリップ名物の2階建てバス、The Deuce。2階席からの眺めはちょっとした観光アトラクション気分!
最新エンタメはこれだ!
最先端の技術を駆使したエンターテインメントが盛りだくさんで、「世界最高のエンターテインメント・シティー」と言われるラスベガス。毎年次々と登場する新しいアトラクションの中から、芦刈さんおすすめの最新エンタメ体験をご案内!
AREA15

ラスベガスの近くにあるArea 51をもじったAREA 15は、コロナ禍の2020年にオープンした「感覚を越える体験型エンターテインメント施設」。年々規模を拡大し、ラスベガスで今一番行きたいエンタメスポットとして人気急上昇中! オフィシャルサイトには「世界初の目的を持って造られた体験型エンターテインメント地区」と書かれていて、実際に行ってみると、パーキングから五感を刺激するアナウンスが鳴り響いています。アトラクションは全部で20以上。2025年オープンの、Meow Wolfが作り上げたスーパーに見せかけた没入型アート「Omega Mart」では、商品棚や冷蔵庫の裏側に隠されたポータルを探して歩きます。実際に商品を購入できる仕組みも体験者に大ウケ! また、世界的に人気のあるパフォーマンスグループBlue Man Groupの創設者クリス・ウィンクが手がけた「Wink World」は、視覚と音楽で表現する“鏡とネオン光”の幻想空間に入り込むことができます。2025年夏には、毎年ハロウィンの時期にユニバーサルスタジオで行われているイベント「Universal Horror Unleashed」も登場しました。いくつものアトラクションを一気に体験できるパスが数種類あり、一番グレードが下の8個のアトラクションを体験できるパスは89ドル〜。
3215 S. Rancho Dr., Las Vegas
商品棚の奥や冷蔵庫の扉を抜けると、そこは色彩が渦巻く異次元ワールド! ショッピングしながら秘密の通路を探検するという独特の世界観です

「Omega Mart」は一見普通のスーパーだけど…。ちなみに棚には思わず笑ってしまうユニークな商品が並び、実際に買えます

無限に広がる鏡と光の迷宮「Wink World」。色彩と音楽に包まれるサイケデリックな非日常体験!

Universal Horror Unleashedの人気ホーンテッドハウス「Scarecrow: The Reaping」も今夏登場!

シンプルな外観の中に驚きと幻想の世界が広がるAREA15。パーキングの看板にもAREA15ならではのエンタメ演出が!
Sphere
ラスベガス・ストリップの東側に位置する、2023年オープンの球体のアリーナです。球体の大きさは高さ約111メートル、幅約157メートルと巨大! 内外には計58万平方フィートの高解像度LEDディスプレイが組み込まれ、遠くからも目立ちます。外壁の「Exosphere」は、視覚を刺激する楽しい映像が24時間流れ続け、ラスベガスの夜景に新たなエッセンスを加えています。季節によってさまざまな演出があり、外壁だけでも楽しめます。内部のシアターでは2025年8月から、風や匂い、座席の振動などを楽しめる4Dの演出による『オズの魔法使い』を公開中。
255 Sands Ave., Las Vegas
巨大な16K LEDスクリーンと16万7000台のスピーカーが織りなす圧倒的な没入空間! まるで自分が作品の世界に飛び込んだかのよう


名作『オズの魔法使い』が最新技術で大胆に再構築され、テーマパーク並みの没入演出を体感できます

ラスベガスの新名所、Sphere。巨大スクリーンに映し出される映像は圧倒されるスケール感! 思わずスマホを向けたくなるフォトジェニックなスポットです
F1 Las Vegas Grand Prix


2023年からスタートしたF1世界選手権のラスベガス戦。キラキラ輝く夜のストリップをF1マシンが駆け抜ける市街地レースで、噴水が上がるBellagioの前を時速340キロメートル以上のF1マシンが走る姿は、モータースポーツ好きはもちろん、ラスベガスファンならきっと見たいはず。2025年は11月20日(木)〜22日(土)に開催。ホテル宿泊とセットのチケットは毎年早い段階でSold Out。レースをしっかり観戦したい人は、下記サイトから早めに予約を!
4400 Koval Ln., Las Vegas
(Grand Prix Plaza)
雰囲気だけを味わいたい人に、ここで裏技を二つご紹介! コースはレースが始まる数時間前に通行止めになりますが、レースは夜なので、昼間の時間帯は自分の車でコースを走ることができます。さらに、レース中は“立ち止まらなければ”歩道橋の上やエレベーターの中などから、ちょこちょこレースを観ることができるので、チケットがなくてもコース近くを行ったり来たりしていれば、F1の爆音や雰囲気などが楽しめます。

自分の車でF1コースをドライブ! 一般公道を使う市街地レースならではの体験も、F1期間中ならではの楽しみ方。

F1の開催中は、きらびやかなストリップがサーキットに大変身。街全体がF1の熱気に包まれます。ホテル前などにF1マシンが展示されることも!
Allegiant Stadium
2020年にオープンした全天候型の多目的ドームスタジアム。収容人数は6万5000人で、NFLラスベガス・レイダースとUNLVレベルズの本拠地です。スーパーボウルLVIIIなどの大規模スポーツ・エンターテインメントイベントにも使用されます。有名アーティストのコンサートが開かれることもあるので、サイトのイベント予定は要チェック!

3333 Al Davis Way, Las Vegas
イベントがなくても、ロッカールームやスタジアムの内部を巡るツアーがあるのがうれしい!
初めてのカジノ、どうすればいい?
初めてラスベガスに行く場合、どこでどのようにカジノを楽しんだらいいか迷ってしまいますよね。そういう場合は、泊まっているホテルのスロットマシンから始めましょう。マシンは何百種類とあるので、ぐるりとカジノを回って、当たりが出ているマシンをチェックし、前の人がいなくなったらそのマシンで続けてみるといいかも!
私の経験上、スロットはストリップ沿いなら高級ホテルよりも宿泊費が安いホテル、例えばBellagioよりNew York-New Yorkの方が出やすい気がしました。テーブルゲームを楽しみたいなら、The Venetian Resortで平日の午前11時と午後7時の2回開催される無料のカジノレッスンを受けるのがおすすめ! また、昼間の全然人がいない時間帯にテーブルに付けば、ディーラーが丁寧にやり方を教えてくれますよ。全体的にストリップ沿いのホテルより、昔からあるダウンタウンのホテルの方が低額で遊べるので、そちらから始めるのもいいですね。
ラスベガスの
ドレスコードはある?
基本的にとても自由です。カジノ、レストラン、ショーなど旅行者が集まる場所の多くでは、ほとんど規定はなく、Tシャツやジーンズ、スニーカーといったカジュアルな服装でも問題ありません。ナイトクラブや一部の高級レストラン、シアターではスマートカジュアルを求められることがあり、短パンやビーチサンダルでは入場できない場合もあります。女性はドレスやおしゃれなワンピース、男性は襟付きシャツやきれいめの靴を持って行くとグッドです。
ビュッフェに行くならここ!
カジノ客を逃さないために、安くてすぐ食べられるものを提供する目的で始まったラスベガスのカジノホテルの食べ放題文化。「コロナ禍後はビュッフェの形態がずいぶん変わり、クローズしたところも多く、以前のように朝昼晩3食提供しているところも少なくなりました」と芦刈さん。今も残るビュッフェの中から、「私たち、もうここしか行かない!」という超おすすめはコチラ。
Bacchanal Buffet

at Caesars Palace Las Vegas
数々の賞を受賞しているラスベガス最高のビュッフェ。コロナ禍後はディナーと週末のブランチ&ディナーのみしかオープンしていませんが、クオリティーは間違いなし! 世界各国の250種類以上の料理を味わうことができます。料金は、大人1名86.99ドル〜となかなかのお値段ですが、行く価値あり!
3570 S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
新鮮な素材と本格的な味わいがズラリそろって目移りしちゃいそう!
Wicked Spoon Buffet

at The Cosmopolitan Las Vegas
The Cosmopolitanは2010年にオープンした比較的新しいホテルで、ラスベガスの大規模複合施設「シティセンター」の一角にあります。1990年代から2000年代にかけて建設された、エジプトや中世など明確なテーマを持つ“テーマホテル”の流行から一歩進み、スタイリッシュで近未来的なデザインの建物群が並ぶ中に登場しました。このホテルの象徴的なものの一つが、従来の大皿形式のビュッフェと一線を画す「Wicked Spoon Buffet」。全ての料理が小鉢や小皿に取り分けられて提供され、ゲストはまるで市場で食材を選ぶように好きな料理を選べるという演出が人気を集めました。この革新的なスタイルは、“ラスベガスの新しいビュッフェ体験”として定着。現在の営業はブレックファストからランチまでの時間帯に限られていますが、そのユニークなスタイルは今も人気! 大人1名49.99ドル〜。
3708 S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
小皿などで一口サイズで楽しめる絶品グルメの数々。多彩な料理がそろっているので大満足できます
ビュッフェから進化!イータリー&フードホールならここ!
ビュッフェの衰退が始まったのはコロナ禍のちょっと前。この頃から登場してきたのが、コンセプトを持ったイータリーやフードホールです。ファストフードがいくつか入った従来のフードコートとは一線を画し、「おしゃれなカフェやレストランが入ったイータリー&フードホールが、今、ラスベガスの食のトレンド」とのことなので注目!
Famous Foods Street Eats

at Resorts World Las Vegas
2021年にオープンした、ラスベガスで最も新しい大型複合リゾート「Resorts World Las Vegas」 にある、アジアの屋台がコンセプトのフードホール。ナイトマーケットのイメージで、ちょっと薄暗く、その中にあるキラキラしたネオンサインが楽しい場所。その中に、シンガポールのチキンライスや韓国フライドチキン、台湾のボバやドリンクなどの屋台風のブースが並んでいます。多国籍なストリートフードを楽しめる場所はラスベガスでここだけ! 超おすすめです!
3000 S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
ラスベガスにいながらアジア各国のストリートフードを楽しめる活気あふれるフードホール。フォトジェニックな屋台とアジアン料理の組み合わせは、五感で存分に満喫できます
Eataly at Park MGM Las Vegas

ラスベガスの高級イータリーの先駆け。カジノを抜けると、まるでイタリアの市場に迷い込んだようなフードマーケットが現れます。4万平方フィートの広大な空間には、ピザやパスタを提供するカウンター、ジェラートショップ、ナッツバー、そしてワインショップまで勢ぞろい! ここは「食の教育」を目的の一つとしていて、料理を作っている場を近くから見ることができる空間作りがされています。お店によって異なりますが、基本的には夜11時過ぎまで開いているお店が多く、夜遅くなってもおいしい料理を味わえます。
3770 S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
https://parkmgm.com/en/restaurants/eataly.html
おしゃれで活気ある空間に、ワインやチーズ、パスタ、デザート…イタリアのおいしいものが一堂に会したグルメマーケット
Via Via Food Hall

at The Venetian Resort Las Vegas
2025年6月にオープンしたばかりの最新の高級フードホール。ラスベガスのカジノは巨大で、レストランの場所が分かりにくいところが多いのですが、このフードホールはカジノの一角の目立つ場所にあり、とにかく見つけやすい! 特徴は、他の場所で大成功したレストランや有名シェフのお店が出店していること。イタリア・フィレンツェ発の「All’Antico Vinaio」、ロサンゼルス発の「Howlin’ Ray’s」、ニューヨークの「Scarr’s Pizza」、ニューオリンズの「Turkey and the Wolf」など、通常、フードホールでは味わえないようなクオリティーの高いお店がズラリ! 店舗数は多くないですが、気軽にグルメ体験をしたい人にぴったりです。
3355 S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
フードホールとは思えないクオリティー! フィレンツェ発のサンドやNYのピザ、ニューオリンズの名物まで、有名店の味をちょっとずつ楽しむ特別な体験はここならでは
レストランはここへ行くべし!
カジュアルから高級まで、たくさんあって全然選べないラスベガスのレストラン。そこで、芦刈さんが友達に聞かれた際にいつもおすすめしている、「ここに行けば間違いない!」なレストランをご紹介!
Hell’s Kitchen / Gordon Ramsay’s Pub & Grill

at Caesars Palace Las Vegas
ゴードン・ラムゼイの人気番組「Hell’s Kitchen」を再現したレストラン。店内は番組さながらの赤と青のライブキッチンが設置され、テレビっぽい緊迫感と演出を体感できます。料理は、番組で人気になったメニューが中心。中でも、ビーフがパイに包まれた看板メニューの「Beef Wellington」(73.95ドル)は一度食べたら絶対に忘れられない! ラスベガスには他の地域では手に入らないA5ランクのお肉が食べられるステーキハウスがいくつもあるんですが、そんな店とも一線を画すのがこの料理。一度でも味わうと、またすぐに食べたくなるほどの柔らかさ&おいしさ! 一緒にサーブされるポテトピュレやグレーズ野菜、赤ワインが効いたデミグラスとのハーモニーが最高です。行きたいと思ったらすぐに予約することが大切…ですが!!! とっておきの裏技が! 同じCaesras Palace内にある「Gordon Ramsay’s Pub & Grill」にも同じメニューがあり、こちらのレストランは予約なしでも入れることが多いです!
3570 S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
Hell’s Kitchenに来たら迷わずオーダー! 「Beef Wellington」の極上の味と存在感をご堪能あれ!
モダンな内装と活気あるオープンキッチン。ここでは食事もエンターテインメント!
Tacos El Gordo

1972年にメキシコのティファナで創業したオーセンティックなメキシカンレストランのラスベガス店。本場ティファナそのままの味が楽しめるため、朝から晩まで“超”激混み! 約200席ある店内は常に満席な上、オーダーするのにも外まで大行列。人気メニューは、スパイス香るアドバダ(マリネ豚肉)のタコス。また、アメリカでは珍しいけど、メキシコでは定番のレングア(牛タン)やカベサ(牛の頭の肉を煮込んで柔らかくしたもの)などのメニューもあり。平日は夜2時まで、金・土は朝4時まで営業しています。
3041 S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
香ばしいスパイスの香りが漂う本場の味をそのままラスベガスで。行列も納得!
夜遅くまで開いているのもうれしいポイントです
Jaleo at The Cosmopolitan Las Vegas

ミシュランシェフのホセ・アンドレスが率いるスペイン料理のレストラン。比較的カジュアルながら洗練された雰囲気の中で、スペインの小皿料理タパスを楽しめます。おすすめのメニューは、どんぐりを食べて育ったイベリコ豚を4年熟成させた生ハム「Jamón Ibérico de bellota Cinco Jotas」と、クリーミーな鶏のコロッケ「Croquetas de pollo」、トマトのピューレを塗った薄いカリカリのブレッド「Pan de cristal con tomatel」など。トマトとカリカリブレッドのバランスが絶妙で、「シンプルなのに、なんでこんなにおいしいの?」と驚きを隠せません。タパスなので、いろんな料理をちょこちょこ味わえるのも魅力!
3708 S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
サクッと焼かれたスペイン風トースト「Pan de cristal con tomate」。トマトとオリーブオイルの相性が絶妙です!
香ばしく焼き上げられた肉料理。ジューシーな旨味がギュッと詰まって大満足!
キッチンの熱気と炎が料理をさらにおいしく演出してくれます
通が選ぶ注目のショップ
日々進化する街ラスベガスでは、ショッピングはどこで楽しむかも迷いどころ。ここでは芦刈さんが注目するショッピングプレイスを厳選してもらいました!
Bass Pro Shops

全米にある大型アウトドアショップ「Bass Pro Shops」のラスベガス店は、アディロンダック風ロッジの重厚な内装に、滝やトラウトストリームなどがある楽しい店舗。ラスベガスらしく、カジノホテルに隣接しています。隣接部分には、4万ガロンのタンクを持つ大淡水アクアリウム、店内にはさまざまな動物の剥製や模型などがあり、買い物をしなくても数時間は楽しめます。子連れで出かけるときは、動物図鑑を持って行くことを忘れずに〜。
8200 Dean Martin Dr., Las Vegas
BLVD

BLVDは、ラスベガス・ストリップの中心に誕生したショッピング&エンターテインメント施設。ファッションショップとレストランやカフェ、さらにさまざまなイベントが1カ所で楽しめる場所としてオープンしました。カジュアルなショップが多く、気負わずに買い物を楽しめるのがポイント。ストリップに面した場所にあるABCマートには、ラスベガスをテーマにしたサンリオグッズがいっぱい! 2026年には、アメリカ最大級の「In-N-Out Burger」がオープン予定です。
3747 S. Las Vegas Blvd.,
ショッピングだけでなく、グルメや、ラスベガスらしい街歩き気分も楽しめるスポット。オープンエアの歩道や広場では、地元アーティストのパフォーマンスや季節ごとのイベントもあるので、ぶらりと立ち寄るだけでも楽しいです!
間違いナシのホテル選び
世界最高級のホテルが立ち並ぶラスベガス。中ランクのホテルでも、他のエリアの基準からすれば高級なホテルばかりで、どれを選べばいいか迷う人も多いはず。そこで芦刈さんに、大人向けとファミリー向けれそれぞれのおすすめホテルを教えてもらいました。大人だけなら、キーワードは「ラグジュアリー」と「ゆったり」。ファミリー向けなら「楽しい」と「近い」がポイント!
The Venetian Resort Las Vegas

イタリアのベネチアがテーマの巨大リゾート The Venetian Resort Las Vegas。その中には「The Venetian」と「The Palazzo」の二つのタワーがあり、客室数は合わせて7000室を超え、全てリビングとベッドルームが区切られているスイート仕様! ホテルの内部も豪華で、見上げればヨーロッパのお城にあるような天井画が。内部には人工運河が流れていて、カンツォーネを聴きながらゴンドラに乗ることができます。レストランやショップも一流のものがそろい、大人だけならここに泊まれば間違いなし!
3355 S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
https://www.venetianlasvegas.com/
ラスベガスの喧騒を忘れさせる、ホテル内の運河沿いの景色。石造りの街並みやアーチ橋、ゴンドラの行き交う光景は、まるで本当にベネチアにいるかのよう!
大人向けならここ!
Fontainebleau Las Vegas

2023年、ストリップの北の方にオープンした超ラグジュアリーなホテル。ストリップの中心から少し離れているため、落ち着いた滞在ができます。客室数は3644室で、一番小さい部屋でも約490平方フィートと、他のホテルの一般的な部屋と比べて広くなっています。家具全部がおしゃれでかっこ良く、最近のラスベガスのスタイリッシュホテルという感じ。コンベンションセンターに近いので、イベントの時の滞在にも良いです。
2777 S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
https://www.fontainebleaulasvegas.com/
落ち着きとラグジュアリーを兼ね備え、洗練されたインテリアが魅力。窓からはSphereを望め、ぜいたくな夜景を独り占め!
The Cosmopolitan Las Vegas

若者に人気のスタイリッシュなホテル。入り口で出迎える巨大なシャンデリアバー「The Chandelier」は数百万のクリスタルが輝き、インスタ映えスポットとして人気。客室は、ラスベガスでは珍しくテラス付きが多く、外で夜景を楽しめるのも魅力です。さらに人気クラブ「Marquee」やトレンド感あるレストランもあり、都会的ラグジュアリーと遊び心を同時に味わえるホテルです。噴水ビューの部屋を予約すると、テラスからBellagioの噴水が見えて最高です!
3708 Las Vegas Blvd. S., Las Vegas
https://www.cosmopolitanlasvegas.com/
「The Chandelier」は数百万個のクリスタルで装飾された3階建てのバーで、各階が異なる雰囲気を楽しめるのが特徴。ラグジュアリーな空間で、非日常的な夜を過ごせますよ!
部屋の窓から広がる、きらめくラスベガスの夜景。眠らない街を見下ろす絶景です!
ファミリー向けならここ!
MGM Grand Las Vegas

『オズの魔法使い』に登場するエメラルド城をモチーフにして作られたグリーンの建物が目立つホテルで、ラスベガスの発展を長く牽引してきました。6エーカーの広大なプールエリアには、流れるプールや滝、複数のプールとジャグジーがあり、子どもから大人まで一日中楽しめます。ホテル内には、子どもが大好きなテーマレストラン「Rainforest Cafe」もあり、子ども向けのメニューも充実。シルク・ド・ソレイユ『KÀ』も上演されています。カジノリゾートの華やかさに加え、リゾート内だけで子連れ旅行を完結できる利便性も魅力! うちの子どもたちも大好きで、私たちの定番ホテルの一つ。
3799 S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
ラスベガス中心部の便利なロケーションと、ゆったりくつろげる快適な客室
流れるプールでリゾート気分を満喫! 子どもはもちろん、大人だって至福のひととき
Bellagio Las Vegas

ストリップで優雅に噴水が踊る! ラスベガスで最も有名なホテルです。大人だけの旅にももちろんグッドですが、私的には家族連れ、特に小さい子どもがいるファミリーに超おすすめ! ストリップの中心という最高の立地にあり、とにかく便利です。ホテル前の噴水ショーを見るのはもちろん、目の前にはParis Las Vegasのエッフェル塔がそびえ、その隣にはギラギラなPlanet Hollywood Las Vegas Resortとカジュアルなインドアショッピングモールもあり、この一帯だけで数日過ごせてしまいます。ファウンテンビューの部屋では、噴水の時間になるとテレビでBGMが流れ、窓からショーを見下ろすことができます。Bellagioの噴水を見るだけでも、ラスベガスに来た価値があると私は思います!
3600 S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
まるで映画のワンシーンのように水と光が夜空に広がる噴水ショーは、ラスベガス観光のマスト体験
ラスベガス周辺観光はここ!
Area 51: RyanHenge, Extraterrestrial Highway,

Alien Research Center & Little A’Le’Inn
ラスベガス近郊にあることで有名なArea 51。その最寄りの町 Rachel に向かう途中には、ライアン・ウィリアムが作り上げたストーンヘンジ、通称「RyanHenge」があります。どこか不思議な雰囲気が漂うこの場所は、UFOやエイリアン探索と合わせて訪れるのにぴったり。さらに車を10分ほど走らせると、Area 51への分かれ道に到着。その近くにある 「Crystal Springs Rest Area」 には、人気のインスタ映えスポットである 「Extraterrestrial Highway」の看板が立っています。そこから少し進むと、巨大なエイリアン像が目印のギフトショップ「Alien Research Center」が登場! そして最寄りの町Rachelにたどり着くと、ファンなら一度は訪れたい名所「Little A’Le’Inn」が! UFOの世界観を満喫できる名物スポットです。
RyanHenge:US-93, Alamo
https://www.atlasobscura.com/places/ryanhenge
Crystal Springs Rest Area:NV-318, Hiko
Alien Research Center:100 Extraterrestrial Hwy., Area-51, Hiko
https://www.alienresearchcenter.com/
Little A’Le’Inn:9631 Old Mill St., Rachel
ネバダの広大な砂漠にぽつんと現れる小さなモーテル「Little A’Le’Inn」。宇宙人に出会えるかも?
荒涼とした道から一本入ると突如現れる石の環、RyanHeng。まるでラスベガス版ストーンヘンジ!?
Seven Magic Mountains

最近増えてきた巨大な野外アートの先駆け。スイスのアーティスト、ウーゴ・ロンディノーネが手がけた高さ30フィート超のカラフルな巨石7基からなる野外アート作品です。場所はラスベガスから車で約15分。砂漠の中にピンクやグリーンなど鮮やかな色彩が映え、自然とアートの一体感を感じられる場所。当初は期間限定展示でしたが、人気のため延長されています。
S. Las Vegas Blvd., Las Vegas
(St. Rose Parkway南約10マイル)
色とりどりの巨石が砂漠からニョキニョキそびえる光景は映え必至!
Valley of Fire State Park

ラスベガスから自然を楽しみに行きたいけど、グランドキャニオン国立公園(片道約5時間)は遠いな〜という人は、片道約1時間で行けるValley of Fire State Parkへ。実はここ、ネバダ州で最も古く最も大きい州立公園で、赤い砂岩の断崖や、斜めに入った地層、ペトログリフ(岩に描かれた絵)などユニークなものがたくさん見られます。気軽に行けるデイトリップとしておすすめ!
29450 Valley of Fire Rd., Overton(Visitor Center)
https://parks.nv.gov/parks/valley-of-fire/
炎のように赤く染まる大地は、華やかなラスベガスとは別世界。古代の原住民が刻んだペトログリフをぜひ探して!
子連れラスベガス何をする?
芦刈さんたちのお子さんたち(8歳と6歳)はラスベガスが大好き! キラキラ輝く街を歩いたり、Bellagio Hotelの噴水に夢中になったり、最近はチョコレートショップとコカコーラショップに大はまりだそう。そこで聞いてみました、「子どもとラスベガスでどんなふうに楽しんでますか?」。
1.ホテルのプールで遊ぶ

ラスベガスはどこでもホテルにプールが付いています。1年中開いているところも多く、子連れの皆さんにおすすめ! 特にMGM Grandには流れるプール、Mandalay Bay Beachには流れるプールと波の出るプールがあり、1日中楽しめます。
2.無料モノレールに乗り放題!

ラスベガスには無料のモノレールが走っている区間がいくつかあります。一つ目は、Bellagio Hotelから、シティーセンターを通ってPark MGMまで。もう一つが、Excalibur HotelからMandalay Bay Beachまで。両方とも片道10分ほど。子どもたちが小さい頃は、同じモノレールに乗り続け、行ったり来たり飽きるまで乗っていました!
3.無料ショー巡り

Bellagio Hotelの噴水やFremont Street Experience、Circus Circusのフリーのサーカスショーなどが、子どもたちも喜ぶ無料のショー。噴水の最終は午後11時55分で、曲はアメリカ国歌! なんともアメリカらしい1日の終わりです!
4.有料ショーやゲームセンターなどの施設

観覧車High RollerやParis Las Vegasの展望台、Mandalay Bay Beachの水族館や、Circus Circusの屋内遊園地アドベンチャードーム、New York-New York Hotelのゲームセンターなどが定番のスポット。ティーンエイジャーには、昔ながらのゲームが並ぶPinball Hall of Fameもおすすめ!
5.M&M’s WorldとCoca-Cola Store

ストリップ沿いにある子連れ必見スポット。カラフルなお菓子やグッズが充実していて、特に、4階建てのM&M’sのショップは、子どもと一緒だと1時間でも2時間でもいられそうという感じ。
