今回は私が最近気に入っているトピックスについて書きたいと思います。「HOPE」の綴りになぞらえた4つの単語のそれぞれが成す意味です。とてもためになるお話しですよ。
◆「H」Honest
Honestという言葉には「正直」「実直」「素直」というような意味がありますね。自分が幸せでいるためには、より良い人間関係を持っていることが必要です。それを叶えるためには「自分の意見を正直に言う」そして「相手を裏切らない」こと等が大切です。小さい嘘や方便はたまには必要なこともありますが、基本はいつもHonestでいましょう。ただし、どんなに自分がHonestでいても、相手がいつもHonestでいるとは限りません。ここは人生経験で見抜くことが必要になってくるものなんでしょうね。
◆「O」Obey
Obeyという言葉には「従う」「守る」「靡く」という意味があります。家庭でも、職場でも、相手と議論したり、討論したりすることはしょっちゅう。時には言い合いになって口論になることもありますね。でもお互いにHonestであればたとえ喧嘩になってもいいと思います。ただし、そんな中でも相手の方が正しいと気づいたときには、素直に従いましょう。Obeyすることが大切なんですよ。あなたが会社の社長でも、議論の末に社員が良い提案をしたならば素直に従いましょう。
◆「P」Peace
Peaceという言葉には「平安」という意味があります。ここでは人間の「心の平安」を指します。自分の周りに1人でも「平安」を持てない人がいると、周りも「平安」になれませんね。チームワークが必要な現場では良くないことです。集団そのものに影響が及んでしまいます。「心の平安」とは心に「希望」や「期待」が詰まっているときのことを言います。自分自身の心構えにかかってくるものなのでしょうね。
◆「E」Equip
Equipという言葉の意味は「備え」です。災害のために準備しておくことも「備え」。締め切りに間に合うように段取りすることも「備え」ですね。何事に対しても、起こりうる出来事を想定して前もって準備しておくことです。
私が以前に大きな航空会社のPRを担当していたとき、パイロットが飛行中、しかも着陸寸前に心臓麻痺を起こして、副操縦士が慌てて舵をとり着陸したことがありました。幸い大きな事故にはなりませんでしたが、尋常ではない事態です。新聞記者が駆けつけてしまう前に備えてあったものは「とてつもない大きな布」。その布でロゴマークのある尾翼を隠したんです。記者は機体の写真は撮れても、尾翼のロゴまでは撮れなかったので大きな記事にはなりませんでした。
用意周到にしておくことの例は他にもたくさんあります。物理的なこと以外に、心の備えもありますね。続きは次の号をお楽しみに!
(2017年6月1日掲載)