コミュニティーの一員になれていますか?

私は、ハワイの美しい自然や気候、そして土着の文化や温和なコミュニティーにいつも感謝の気持ちを持っています。起業した時も、子育てが終わらないうちに一番の相談相手であった夫を亡くしてしまった時も、このハワイに助けられたと思うことがたくさんあるからです。前号で書いたボランティア活動もしかり、ハワイのコミュニティーに入って社会人としての立場をきちんと保つことはとても大切なことだ考えています。

 けれども、やはり外国である日本から引っ越して来たばかりでコミュニティーに入り込むのは、確かに困難もあるでしょう。では、どうやって入っていけばいいのか?今回はその辺の事のヒントを得てもらいたいと思います。

 ひとつは、コンドミニアムの総会や近隣のネイバーボードのミーティングに行くことです。そして自分の住んでいる地域に関心を持ちましょう。ミーティングのお誘いがあったらとりあえず行ってみればいいのです。内容が難しくて分からないかもしれないなんて事は後から考えましょう。近所の住民の考えていることを知ることもなかなか面白いですよ。私が住んでいるハワイカイ地区では、スーパーマーケット建設案が出た時にミーティングがあり参加しました。参加していた住民たちは反対派が多くて、皆口々に反対の理由を言い合っていましたよ。結構激しくて、さすがの私がおとなしく傍観していたぐらいでした(笑)。

 このような集まりは、内容が手に負えない時は行くのを止めてしまってもいいのですから気構えはいらないです。けれども、「参加する」という行動は、すればするほど自分がこのハワイに住んでいる気持ちを高めることに繋がって、社会で役に立とうという目標が生まれ、生きることへの士気が高くなるものです。

 主婦の人たちは尚更のこと、自分が孤立して生きている状況を抹消しないといけません。いざという時に相談できるのが家族だけ、および日本人の友達だけの社会にいると、困ることがありますよ。だからお茶会を開くとか、なんでもいいので日本人だけでない人が集まる機会を自分で作ることです。「遠くの親戚より近くの他人」とは全くその通りです。

 子どもの学校のボランティアに参加することもいいでしょう。私は息子の学校のノースショアでのキャンプ行事にボランティアで帯同したことがあります。ジャングルジムに登ってお手本を示す役目までしなくちゃならなくて大変でしたが、学校からも感謝されましたし、息子は母親が仕事を休んで自分のために来てくれたと喜んでいました。

 他には、自分のコミュニティーでやっているガレージセールに出店するのもいいアイデアです。買いに来るアメリカ人のネゴのうまさには感心しますよ。値引き交渉をきっかけにコミュニケーションも生まれます。 度胸を持って一歩踏み出してみましょう。自分で参加してみないと分からないことはたくさんあるのです。

(2016年11月16日掲載)

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