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会社経営のコツは「3つのP」で確かめましょう

 前号で書いた「HOPE」の綴りになぞらえた4つの言葉の最後の「Equip(備え)」。これはビジネスをする上で、また、会社の経営のコツとなるので、続きとしてお話をさせていただきます。
 前号に挙げた航空会社の大きな布の措置は、クライシス(リスク)・コミュニケーションと呼ばれる広報の仕事の一つです。不測の事態が発生した際に、会社が受けるダメージを最小限に留めるためのやり方です。出来事があってすぐに記者が押しかけて来れば、広報担当は即座に対応を迫られます。しかし、その時にきちんとした対処ができる準備ができていないのが現状でしょう。なので、不測の事態の対応とは、想定して未然に準備しておくこと、すなわち「備え」が大切なのです。前号の航空会社の場合は、「大きな布を用意しておいてロゴマークのある尾翼を隠す」だったのですね。
 未然にしておく「備え」には心構えや態勢作りもあります。これからお話するのは、会社経営のコツ「3つのP」です。
◆Profitability
 1つ目の言葉は「収益性」という意味です。経営者の皆さんは自分の会社の利益が何パーセントあるか常に把握していますか? 利益とは収益から人件費、税金、家賃、保険料等の必要経費を引いたものです。会社の大きさに関わらず、3〜8パーセントあれば優良会社と言えるそうですよ。何よりも大切なのは、何パーセントにするかを決めて、総売上から逆算し、安定させておくことです。
◆Pay Attention
 2つ目は「注意を払う」という意味です。お世話になっている方や、知り合ったばかりの方への気配りですね。私、梨本昌子も日々非常に時間を使っていることです。
 例えば、ミーティングが決まれば、持っていくお土産を用意します。それも相手の好みを考えて、オーダーすることもありますし、遠方まで買いに行くこともあります。ミーティングが済めば、今度はメールや電話でフォローアップをします。意外に時間がかかるものなので、つい他の業務を優先してしまいがちですが、とても大切なことですよ。かかった時間を帳簿に付けて出費/投資として扱ってもいいぐらいと思います。
 最近はSNSの時代ですが、SNSだけでのフォローではいけませんね。会うべきときは会いに行き、オフラインとオンラインをバランス良く使うことが必要ですね。
◆Personality
 3つ目の言葉は「人格」「人柄」という意味。人間としての成熟さです。好奇心の旺盛な人は成熟している人が多いと思います。知識や感性も好奇心から磨かれるのではないでしょうか? そして磨かれている人のところには自然に人が集まってくるものですね。良い人間関係とはそうやってできていくものでしょう。
 会社や自分のことを「3つのP」でチェックしてみてください。

(2017年6月16日掲載)

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