焼肉コリア・ハウス

 

今更ながら、レストランというものは実にありがたい存在だ。出かけて行くにしても、宅配にしても、食べたいと思うものをすぐにでも食べられるとは、なんて僕らは恵まれているのだろう。野生の動物たちは、過酷な生存競争を続けながら生きている。選り好みできるような、そんな生易しい状況ではない。そして、たとえばハワイのように人間が食物連鎖ピラミッドの頂点にいられる土地に住む僕らは、餌食を探し求めるライオンが突如現れ、死に物狂いで逃げなければならないという危機にさらされることもない。

僕らの食習慣にまつわる問題は、行列に並ばなければならないとか、人より先に予約を入れるとか、せいぜいそんなところだ。野生に棲む動物たちのと比べたら、些細なこと極まりない。そういえば、ホノルルで長蛇の列ができる店の大半が「とんかつ玉藤」や「焼きとりの八兵衛」、焼肉レストラン等、肉料理の店であることに気付いているだろうか。これは、ハワイの住民の肉食傾向の強さを物語っている。だから、以前アラモアナの近くにあった『焼肉コリア・ハウス』が、最近ベレタニア通りの中華飯店「麒麟」の近くの清潔なスペースに移転オープンしたことは大いに歓迎すべきだ。ボリューム良し+納得プライスで、お手頃な焼肉レストランに生まれ変わった。

ジュージュー焼ける味付きもみもみ肉($27.95)

 

肉類は、カルビ、牛タン、もみもみした肉、ロース、チャドルバギとハンジョンサルの2種類の肩バラ、プルコギ、牛ミノ、ホルモン、豚バラ等。肉は上質で、タレも甘辛のバランスがいい感じだ。

鍋物($ 49・95)も、プルコギ、海鮮、ホルモン、豚キムチ等のオーソドックスな鍋の他、プルコギタコ、ブデチゲ等もある。ビビンバ、カルビタン、スンドゥブチゲ、キムチチゲのような定番や白菜カルビタンや韓国風ソーセージスープ、オックステール等、スープ、タン、チゲの品ぞろえも豊富だ。石焼釜飯とチゲ、石焼釜飯とプルコギまたはイシモチ焼きの2つのセット(各$ 20・95)等、新メニューも登場している。

ビビン冷麺($13.95) は卵とキュウリのせ唐辛子ソースが決め手

 

移転オープンから日が浅いにもかかわらず、すでに多くの客で賑わっているが、幸いにもスラやゲン、牛角(日本人旅行客にとってはエッグスンシングス)のように行列はまだできていないのでご安心を。おまけにここには、ぽっこりお腹を狙って待ち伏せている獣もいないから、みんなでワイワイしながら安心しておいしい料理がむさぼれるのがうれしい。

◎ 焼肉コリア・ハウス / Yakiniku Korea House Restaurant
2494 South Beretania St., Honolulu
☎ 808-944-1122
▶ 営業時間:毎日 5:00pm~11:00pm
▶ 取扱クレジットカード:ビザ、マスターカード、JCB、アメリカンエキスプレス

ショーン・モリス

ショーン・モリス◎ マーケティング会社社長。ハワイ随一のグルメ通として知られている食いしん坊。

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(2017年8月1日掲載)

※このページは「ライトハウス・ハワイ 2017年8月1日」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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