世の中で何があろうと変わらず そこにある海に入ると安心できる
ボディーボードを始めたのは約20年前。1998年にハワイ大学の交換留学プログラムで、ハワイに来たことがきっかけでした。仲良くなったローカルの友達がサーファーだったので海に連れて行ってくれて、ショートボードを貸してくれたんです。人生初めてのサーフフィン。しかもショートボード。波に乗るどころかパドルすらうまくできず、サーフィンとはなんて難しく大変なものなんだと思い、1回で断念しました。
半年後、みんなで海で遊びたくてボディーボードを買い、ワイキキビーチに行きました。ショートボードと違って、すぐに波に乗れるということを知り、それから見よう見まねでボディーボードをするようになりました。
あれから約20年近くハワイに住む中で、ボディーボードはすっかり日常の一部になっています。朝、仕事の前に海に入ったり、仕事後のサンセットタイムに行ったり。僕はカメラマンなので撮影後は自宅で長時間コンピューターに向かって編集作業をするのですが、その合間に海へ行ける気軽さがハワイのすばらしいところですね。世の中で何が起きても海はいつもそこにある。そんな海に入って波と向かい合うという、シンプルな時間が僕にとって安心できる大切な時間なんです。
季節によって波が違うのも楽しみの一つです。好きなポイントであるダイヤモンドヘッドで、冬は小さい波をまったり楽しみ、夏は大きい波にチャレンジしています。以前乗れなかった難しい波に乗れるようになる喜びはもちろんですが、失敗して悔しい思いをすることも含めて楽しいんです。
いつも海に入って見ている景色、海の中の世界があまりにすばらしくて、職業柄、この場所から写真を撮りたい! と思い、ついにカメラの防水ケースを買いました。今後、水中の写真も本格的に撮れるようになりたいと思い始めています。
🏄♂️お気に入りサーフポイント
Makoto Kiryu
◎1977年神奈川県生まれ。1998年にハワイ大学の交換留学プログラムでハワイへ。1年後、ハワイ大学へ編入し、アメリカンスタディーズを専攻。2001年に同大学を卒業。OPTとして写真関係の仕事に就き、そのまま就職。2010年、カメラマンとして独立。ウエディングや雑誌などの撮影を中心に活動中
(2018年1月16日掲載)
※このページは「ライトハウス・ハワイ 2018年1月16日」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。