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人生の鍵となるサーフィンに幸せをもらい、救われて・・・

 

私にとってサーフィンは人生のキーポイントです。高校卒業後、2003年にハワイの大学へ進学。すぐにサーフィンを始めました。それまではボディーボードをしていて、サーフィンにずっと憧れていたんです。

 サーフショップでインターンとして働き、そこで出会ったのがプロサーファーである今の夫です。結婚後、夫は日本のグランドチャンピオンとなった一方で、気象予報士の資格を取得。その仕事の関係でモンタナ州に5年間暮らしました。海から程遠いこの地でチャレンジしたのがリバーサーフィン。大きな川では、春になると山から雪解け水が大量に流れ、岩に当たって波ができるんです。アジア人がほとんどいない州で地元の方に受け入れてもらえたのはサーフィンのおかげです。一緒にリバーサーフィンをした仲間は、今も付き合いが続いています。

 2016年に母を亡くし、モンタナと日本を行き来したり、もう一つとても悲しい出来事もあり、憔悴しきって放心状態から抜け出せない時期がありました。そんなとき、夫がサーフトリップに連れて行ってくれたんです。モンタナから西海岸へ出て、オレゴン州からカリフォルニア州へと南下していくロングドライブ。久しぶりに海でサーフィンをして、気持ちを少し和らげることができました。

 昨年ハワイへ戻って来ました。それまではカメラマンとしてウエディングの他、妊婦さんや新生児、家族写真を撮っていたのですが、海の中の写真も撮り始めました。海が再び身近になり、海の魅力を切り取りたいと思ったからです。

 休日は波の状態が最優先。気象予報士の夫が2週間前に予想し、それによってプランを立てています。14カ月の娘も海が大好きで、海は家族みんなにとって落ち着く場所。サーフィンを通して出会った仲間の輪もどんどん広がっています。サーフィンは、私の人生に欠かせないものです。

 🏄‍♀️お気に入りサーフポイント

コンセッション
夫と出会った場所であり、波も良く、ダイヤモンドヘッドを望む景色も良い。写真はマタニティーサーフの1枚

 

 

きのう・たかこ◎神奈川県出身。高校卒業後、2003年にハワイの大学に進学。2008年ハワイ大学(ビジネス・マーケティング専攻)卒業。サーフショップへ就職。2010年にプロサーファーと結婚。2013年モンタナ州へ。写真の専門学校を卒業後、カメラマンとなる。2018年にハワイへ戻る。現在フリーランスカメラマンとして活動。

(2019年6月16日掲載)

※このページは「ライトハウス・ハワイ 2019年6月16日」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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