海で気持ちを前向きにリセット サーフィンは夢の実現に不可欠です
サーフィンを始めて約20年です。初めてサーフィンしたのは高校卒業後、地元の京都から行った愛知県伊良湖の海でした。最初からショートボードで、思うように乗れないどころか、潮の流れが早くてグイグイと沖に流されてしまったんです。陸に戻るのに必死で、とにかくしんどかった。そして悔しかったというのが初サーフィンの思い出です。
でも、海に入ると何だか気持ち良くて、毎週末のようにサーフィンへ行くようになりました。冬でも通っていましたね。
サーフィンをして気付かされたことは、自然の力の凄まじさ。決して自然を舐めてはいけないということです。人間は自然の中で遊ばせてもらっているんです。大きな海の中で波のスピードに合わせてテイクオフする。すべて自然次第。ポイ捨てなんて絶対ダメだ! と思うようになったのも海へ畏敬の念を抱くようになったからだと思います。
今年、『おおきにおにぎり』というおにぎり専門店をオープンさせるためにハワイに引っ越して来ました。旅行でハワイに来ていたときはサーフィン三昧でしたが、今はあまり海には行けていません。朝は3時から仕込みやおにぎり作りをしていますし、当日の営業が終わると翌日の仕込みがあります。少しでも多くの方に僕たちのオリジナルのおにぎりやお弁当を食べていただきたいので、日々試行錯誤しています。
そんな中、海に行けたとしても1時間も入れないのですが、サーフィンをしているときはそれだけに集中できて、海から上がると気持ちがリセットされ、前向きになれるんです。
まだまだ夢に向かってスタートしたばかり。短時間であっても海で過ごす時間を作りながら突き進んでいきたいです。忙しくても、海へ行く車中で食べやすいのがおにぎり! おにぎりでパワーを注入してサーフィンも楽しんでいきたいです(笑)。
🏄♂️お気に入りサーフスポット
かわばた・たかつぐ
1977年京都市生まれ。京都の高校卒業後、自営で電気工事業を始め、以来約20年同職。2016年、ハワイでのおにぎり専門店出店を目指し、実姉の経営するおにぎり店などで修業を積む。2018年2月にハワイ移住。ワイキキのSweet Home Cafe内に『おおきにおにぎり』をオープン。
(2018年8月16日掲載)
※このページは「ライトハウス・ハワイ 2018年8月16日」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。