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今年も我が社がお手伝いをしている、茨城県にあるかわち学園中学2年生18名の海外英語研修の始まる時期がやって来ました。毎年1年かけて、日本とハワイの学校の間に立ち、学校交流や在ホノルル日本国総領事館訪問のスケジュール、交流内容のアドバイス、基地内に入るための手続きなどの調整を行います。
この海外英語研修は今年で4年目。生徒たちはカイルアにある私立校、ル・ジャルダンアカデミー、そしてワヒアワのアメリカ軍事基地内にある公立学校ウィーラー・ミドルスクールを訪問し、文化・英語交流を行います。
4年目ともなると海外英語研修派遣事業への河内町民・生徒の期待が高まっているそうで、今年度は18名募集したところ、24名の応募があったそうです。
交流日当日は、各学校のステージにて生徒は日本の民謡を披露し、ハワイの生徒たちはフラを披露します。その後、日本の生徒たちが各クラスへ行き、英語で町の紹介、そして今年は絵手紙をハワイの生徒たちに説明、披露。実際に絵手紙を生徒一人一人に描いてもらいます。ウィーラー・ミドルスクールでは実際のクラスにも参加予定。素晴らしいバントのパフォーマンスも見学させていただけるようで、私も今から楽しみです。ウィーラー・ミドルスクールでは交流の最後に、毎年「Certificate of Appreciation」という賞状を同校の校長先生または副校長先生から一人一人に手渡ししてくれます。一度、イゲ州知事の奥様であり元教師のダーン夫人が参加してくださった際は、夫人が一人一人に手渡してくださいました。
在ホノルル日本国総領事館にも生徒たち、引率の先生、河内町町長、議員さんと一緒に訪問します。そこでは日本とハワイの関係、総領事館の役割などの話があり、去年は外交官志望の生徒さんがいたため、伊藤総領事から直接「外交官の役割」などについてお話を聞き、外交官希望の生徒だけではなく、他の生徒たちも大変喜んでいました。
嬉しいことに、海外英語研修を終えて帰った生徒たちは志を高く持ち、国際看護師を目指す生徒、医学部に進学し英語力をさらに高めようと努力する生徒が出て来ているようです。また、河内町町長からの日本訪問の提案もあり、ウィーラー・ミドルスクールではバント担当の先生が日本に大変興味を持ち、来年の夏にはハワイから同校のバンドメンバー何人か生徒を連れて、かわち学園を訪問し、文化交流をする話も出ています。
こうして、日本からハワイへの交流だけでなく、ハワイから日本へという交流にも広がっていることは大変嬉しいことです。現代の国際化社会において、いろいろなものに興味を持つだけでなく、積極的に行動に移す「挑戦する力」を日本やハワイの子どもたちが少しでも身につけ、将来の選択肢が広がってくれたらと願っています。

(2018年11月1日号掲載)

 

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