アロハフライデーはデュークスで「マウナルア」に逢いましょう

ハワイ伝統文化の継承バンド「マウナルア」アロハフライデーはデュークスで逢いましょう

マウナルアハワイでは、「おもてなしの流儀」として、レギュラーライブを行うハウス・バンドを抱えるレストランやバーが少なくありません。

古代ハワイアンの時代から、人々が集って食事をするルアウ(ハワイ語で「宴」の意味)でもエンターテインメントは、おもてなしの必須項目でしたが、その慣習の名残だと思います。

ハワイアン・ミュージックファンの間で、「アロハフライデーの夕方はデュークスで逢おう!」という合い言葉が定着して久しいですが、その由来はバンド、マウナルアにあります。マウナルアは、12年前から、毎週金曜日午後4時〜6時、アウトリガー・ワイキキビーチホテル内「デュークス・ワイキキ」のベア・フットバーでライブを行っています。

ちなみに、バンマスで、ハワイアンファルセット&スラック・キー・ギタリストのボビー・モデーロ・ジュニアが音楽キャリアをスタートしたのも、レストランでの演奏。ハワイカイのロイズ・レストランにて、1990年のことでした。

その3年後、ベース&ボーカルのカヒ・カオノヒ、ウクレレ&ボーカルのブルース・スペンサーと共にマウナルアを結成。バンド名は、ハワイカイのマウナルア(2つの山という意味)にちなんで名付けられました。

デビューアルバム「マウナルア」

そして、2000年、満を持してデビューアルバム「マウナルア」をリリース。翌年、スタジオリムは、ナ・ホク・ハノハノ賞でハワイアンアルバム大賞を受賞したマウナルアをイチオシバンドとして日本招聘、お台場ロコモコ・フェスティバルにて日本初ステージを披露することができました。そのライブを見てファンになり、今でも応援し続けてくださる方々がいらっしゃるのは、ハワイ音楽発信者冥利につきます。マハロ・ヌイ。
Maunalua

Maunalua

ハワイカイのロイズ・レストランのハウスバンドとして実力、人気を携えてのデビューアルバム。それぞれの声の質( 低音〜高音)によってリードボーカルのパートを順番に変えていくアレンジはマウナルアスタイル。ライブでリクエストが多いハワイアンウエディングソングも収録。2001年ナ・ホク・ハノハノ賞受賞。

 

「クレアナ」(03年)、「ホオカナカ」(07年)

その後、マウナルアは「クレアナ」、「ホオカナカ」という2枚のアルバムをリリース、ナ・ホク・ハノハノ賞も複数受賞、09年のオバマ大統領就任記念晩餐会で演奏を披露するなど、名実共にハワイを代表する有名バンドに成長しました。
Kuleana

Kuleana

「クレアナ」とは本質を見極めて、継承すること。古代ハワイアンの時代から、年配者によって語り継がれてきたオリ(詠唱)から生まれた曲を忠実に録音したとマウナルア談。ペレ・カネ、カ・ロケ、プア・チューバローゼ、サノエ、ハワイアン・ソウル他収録。2004年ナ・ホク・ハノハノ賞受賞。

Hoʻokanaka

Hoʻokanaka

スラック・キー・ギターはハワイ語で「キー・ホアル」(キーを緩めるという意味)。そのスラック・キー・ギター奏法の権威、レイモンド・カーネ氏から直伝された伝統をバンマス、ボビー・モデーロ・ジュニアが紹介。ヒイラベ、カレオハノ、コケエ他収録。2008年ナ・ホク・ハノハノ受賞。

 

4枚目となる待望のニューアルバム「ヘ・イノア」

さて、そのマウナルアが、8年ぶり、4枚目となる待望のニューアルバム「ヘ・イノア」をリリースしました。アルバムコンセプトともなる1曲目の「マウナルア・へ・イノア(=私たちはマウナルア)」は、クムフラでミュージシャンのマヌ・ボイドの書き下ろし作品。09年からライブメンバー加入しているウクレレ&ギター&ボーカルのリチャード・ギデオンが初参加、新生マウナルアのスピリット・オブ・ハワイが詰まったアルバムです。
he inoa

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多くのファンを待たせ続けた末にリリースした8年ぶりのアルバム。ウクレレ、ギター&ボーカルのリチャード・ギデオンが初参加。オバマ大統領就任記念晩餐会をはじめ、数々の大舞台でも演奏し、ハワイを代表するバンドとして認知度は上がった。一方で、定期的なデュークスでのライブや、それぞれが従事する演奏以外のお仕事も継続中。愛妻家度もいまだ上昇中のトリオ。ケアロハ、ワイキキ・フラ、ヒロ・オネ/フラ・オ・マキー、ポーハイ・ケアロハ他収録。

 

徳重玲子(STUDIO RIM HAWAII代表)

徳重玲子ハワイ在住15年。ラジオDJ、MC、ライター、イベントディレクター、コンサルタントと多方面で活動中。最近では、ハワイについての講演会も行っている。イオラニ宮殿のドーセント。国立新潟大学理学部卒業。
www.studiorimhawaii.com
facebook.com/reiko.rogers
twitter@PELEREIKO

(’Eheu Autumn 2015号掲載)

※このページは「’Eheu Autumn 2015」号掲載の情報を基に作成しています。最新の情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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